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なぜ与太郎は頭のいい人よりうまくいくのか 落語に学ぶ「弱くても勝てる」人生の作法

Dankei Tatekawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784534054968
ISBN 10 : 4534054963
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2017
Japan

Content Description

立川流真打ち・談慶が、落語の名物キャラクターで、バカの代名詞ともいえる与太郎の生き様を探るべく江戸時代にタイムトリップ?今の日本人がなくしてしまったマインドを古典落語の住人から学べ!

目次 : 第1章 与太郎はなぜ愛されるのか―落語の名物キャラ、かく語りき/ 第2章 喜―「調子に乗るな」という小言を疑え/ 第3章 怒―「男は黙って我慢しろ」という美徳を疑え/ 第4章 哀―「自分はダメ人間」という呪縛を疑え/ 第5章 楽―「お前は何も考えてないな」という侮蔑を疑え/ 第6章 色恋―女の「あなただけ」という発言を疑え/ 第7章 お金―「老後に備えろ」という常識を疑え/ 第8章 仕事―「働かざる者食うべからず」という慣用句を疑え/ 第9章 ばくち(勝負)―「勝てば官軍」という甘言を疑え

【著者紹介】
立川談慶 : 1965年長野県上田市(旧丸子町)生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、(株)ワコールに入社。3年間のサラリーマン時代を経て、91年立川談志18番目の弟子として入門。前座名は「立川ワコール」。2000年に二つ目昇進を機に、立川談志師匠に「立川談慶」と命名される。05年、真打ち昇進。慶應義塾大学卒業の初めての真打ちとなる。数多く独演会を行なうほか、テレビやラジオでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    妄想といえば小言幸兵衛(162頁〜)。小生は、妄想で某女子アナをゴールインさせるインパクトを与えた人です。知る人ぞ知るとだけ書いておきましょう。詳細は明かしません。落語界が課してきた「幸福三説」(238頁〜)で、「惜福」とは、「自らに与えられた福を、使い尽くしてしまわずに、天に預けておくこと」。「分福」とは、幸福を人に分け与えることです。「植福」とは、「将来に渡って幸せであり続けるように、今から幸福の種を蒔いておくこと、精進(正しい努力)をし続けること」。落語で妄想力を養い、異性にもてたいと思うのは、

  • Nazolove

    久々師匠の本読破、冒頭の与太郎と師匠の対談もなかなか面白くて読ませてもらった。 ただ個人的にはちょっと過去の師匠のノウハウ本よりはレベル高い気がしたのでまた改めて読み直したいかな、と思った。 考えてみたら与太郎に限らず、落語には与太郎的要素をもった登場人物が多く出ているので落語って与太郎がいないと始まらないんじゃないか、なんて思った。 また、以前問題になったブラック企業の話があんな話に変わるとは思わなかった。 師匠のもっと新しいエピソードが聞きたいなと思った(過去の話に出てきたやつが多かったので)

  • またおやぢ

    『笑い』とは一番人間らしい感情表現だと思う。それ故に“人を笑わせる”才能を持った人々のことを尊敬するし、自らも笑い声と笑顔の多い人生を送りたいと願う。落語噺に度々登場し、またこの本の主人公である与太郎は、常識外れな言動により周囲の人間からバカにされつつも、その純粋さゆえに人々に受け入れられ愛されるキャラクター。その与太郎は、実はバカにされているのではなく、相手に隙を見せることで敢えて”バカにさせている”知性と賢さを兼ね備えた存在である…とする談慶師匠の主張は興味深い。いつもながら師匠の真面目さ満載の一冊。

  • 著者と与太郎との掛け合いが軽妙な一冊。与太郎の頭の柔らかさや世の中に対する態度は見習いたい。ではあるが、著者は女性の価値を若さと容姿からしか見いだせないのか…?との疑念が途中から生まれ、最後までそれが残った。結果あんまり入ってこなかったかな。コロナ以前の本だけどテレワークを含みに働き方を考察していたところはナイスでした。

  • kaz

    数えてみたら、立川談慶3冊目。与太郎をフィーチャーして「短期決戦から長期戦へとシフトせよ」「無駄は無駄ではない」を共通テーマに論じたもの。落語に出てくる与太郎の生き方を参考にするのが良いことなのかどうかはさておき、「幸福かどうかを確認しなければ気が済まない不幸」は言いえて妙。

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