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立川談志自伝狂気ありて

立川談志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750512136
ISBN 10 : 4750512133
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2012
Japan

Product Description

初めて明かす父の記憶、 敗戦に向けられた幼くも容赦のない視線、 落語への目覚め、 妻のこと、2人の子のこと、 そして忘れることのできない芸人たちとの会話、 大好きだった旅の想い出。
研ぎ澄まされた感性がゆえの苦悩、 崩壊していく肉体と精神。 それでも語り続けようとした希代の天才落語家、 最後の書き下ろし!


【目次】
第一章 負けず嫌いで皮肉なガキだった
     父と母、空襲、疎開、敗戦
第二章 現在の職業になる如く
     ラジオと映画、寄席、入門
第三章 いわゆる波乱万丈の人生だ
     家族、家、仕事、交遊録
第四章 アフリカ、もう行けまい
     旅、映画、外国ジョーク
第五章 エゴの塊のような気狂いが老いた
     がん、声、未完
年 表 立川談志 七十五年の軌跡

Content Description

人間誰しもそうであろうと思うが、当然くる人生の終焉に対する己が身の「整理」、これであろう。想い出という名の未練を書き残しておく。希代の天才落語家、最後の書き下ろし。

目次 : 第1章 負けず嫌いで皮肉なガキだった―父と母、空襲、疎開、敗戦(小石川に生まれ多摩川べりで育つ/ 死の床の祖母 ほか)/ 第2章 現在の職業になる如く―ラジオと映画、寄席、入門(ラジオという最高の娯楽/ この頃から批判眼 ほか)/ 第3章 いわゆる波乱万丈の人生だ―家族、家、仕事、交遊録(落ち目のときはドカンといく/ 「絶対にこの暮らしを離すまい」 ほか)/ 第4章 アフリカ、もう行けまい―旅、映画、外国ジョーク(誰も外国に行けなかった頃/ 女を買うのは好きじゃない ほか)/ 第5章 エゴの塊のような気狂いが老いた―がん、声、未完(“松岡さん”と呼ぶのはやめてくれ/ 人並みに治っても駄目 ほか)

【著者紹介】
立川談志 : 落語家、落語立川流家元。1936年、東京に生まれる。本名、松岡克由。子どものころから寄席に通い、落語に熱中する。16歳で五代目柳家小さんに入門、前座名「小よし」を経て、18歳で二つ目となり「小ゑん」。27歳で真打ちに昇進し、「五代目立川談志」を襲名する。1971年、参議院議員選挙に出馬し、全国区で当選、1977年まで国会議員をつとめる。1983年、真打ち制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる。2011年11月21日逝去、享年75(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 山田太郎

    落語家ってそんなにもうかるもんなのかと思った。えらく稼いでるみたいだけど。話聞いてる感じの文章で面白かったが、そんなにもうかってるのか気になってしょうがない

  • ちょん

    「狂気ありて」まさしく。談志流の文体に手こずる。談志の落語、もう一度見たくなる。談志は、言葉を話してこそ談志だと改めて実感する。

  • ざっく

    談志特有の文体なのか、昔の人のニュートラルな文体なのか。人生という一つのストーリーを書いているわけではなく、断片的な記憶を思い出すままに書いている。まとまりがなく、読みにくさはあるが、それぞれのエピソードから談志の人間性はよく伝わってきた。人はいつか死んでしまうんだな、という印象を受ける未完のラスト。喉の癌で亡くなるというのも、落語の天才らしいというか、なんというか。死に直面して、「談志はこの程度だったのか。」と思える人間こそ、立川談志なのか。

  • 姉勤

    老いてなお、この博覧強記と事象の文章化の力には、恐れ入る。貴重な写真と最晩年のテキスト。しかし、誰向けの本なんだろう?マニアには薄く、死後の談志バブルから入ってきた人には、疑問符と註釈が大量に要るだろう。絶筆と謳うには中途半端な1冊(絶筆だから当たり前といえばそうだが)なのが残念。誰向けなのは...言わずがハナか。 巻末の年表と、その昭和47年の「新聞はウソばかりで正しいのは日付だけ」はいいなぁ。

  • gtn

    老いゆく肉体、死へのきっかけを、「正気」で書き記している。残酷だ。

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