Books

増補新版 人間の条件 そんなものない よりみちパン!セ

立岩真也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788515642
ISBN 10 : 4788515644
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「できる」か「できないか」で人間の価値は決まらない。できれば「多くとれる」。そういう考えも全く正しくない。それはなぜか、この本に書いてある。人間がそのままの姿で生きている、そのことの価値と意味を、様々な運動の歴史と深い思索の数々を参照しながら、泣く子も黙る“生存学”のたおやかな巨匠が、論理的に説き起こす。

目次 : できなくてなんだ/ ならどうならよいか・1/ しかしこの世の仕組み―私たちの社会は変だ/ でも社会はそうじゃないかという話/ 人は違うものを信じている/ 差は仕方がない、必要だというお話について/ 「機会の平等」というお話がいけてない話/ むしろ差は大きくなる/ 文句の言い方/ 世界の分け方〔ほか〕

【著者紹介】
立岩真也 : 1960年、新潟県佐渡島生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。2007年より、文科省の採択による、新しい教育、研究拠点としての「生存学研究センター」長を務める(2012年を除く)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ネギっ子gen

    【できなくてなんだ】社会学者が中高生を対象に、“できると得すること、得して良いとされること、できる人は価値がある”という考え方に疑問を投げ掛けた書。イラストを使い総ルビ付きだが、ちと難しいか。本の紹介なども収録。2010年刊。<「できる」「できない」ということに対して、自分が生きていく中での楽しみの一部という以上の意味を、僕らの社会は付与してしまった。/「できる」ということがすなわち「人間の価値」や「生きてることの意味」といったものまで含んでしまったんです。そこまでいくと「ちょっと違うんじゃない」>と。⇒

  • ネムル

    中途障害を抱え、「できる」から「できない」へ大きく飛翔し、何が「できない」のか周りもわからないままにイライラをぶつけられ、そもそも何が「できない」のか自分にもよくわからないままに読んだが、モヤモヤはいや増すばかり。身体障害者を徒競走で健常者と一緒に走らせるか、という問いが深い(走ら「せる」かという問いかけにまず落とし穴がありそうだが)。とりあえず、不平等、ベーシックインカムあたりを学びたい。

  • けん

    ★2.5

  • aof

    ものすごくまわりくどく、言葉を尽くそうとして、わかりにくい立岩さんの本。でも、すごく大切なことが書いてある。 できることに価値をおき、対価を渡すこの社会の仕組みは当然ではない、というところに立脚したときに、どんな風景が見えてくるのか。 いろんなエッセンスがあったけど、「学校を生活の場として見てみること」「学校の拘束時間が長過ぎること(それは職場も!)」「走りたくない子が走らなくたって社会に出たらなんにも困んないこと」とかは心に響いた。 学校がそんな場所なら、どれだけの子どもが救われるだろう。

  • kentaro mori

    「できることはよいことか」ーそんなこと考えたことさえなかった。しかし、一度このことを考えると、いかに自分が「常識」にとらわれていたのか、がわかる。そして、「できない」人たちを排してきたのかを。●「不自由」をどう考えるかということ。したいことができないのはたしかに困ったことです。でも、自分ができないことを他人にやってもらったらちょうど同じになる場合もある。●「できる」「できない」ということの意味をもっと考えたほうがいいだろうと思っています。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items