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食の本 ある料理人の読書録 集英社新書

稲田俊輔

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087213577
ISBN 10 : 4087213579
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan

Content Description

人生に必要なことはすべて「食べ物の本」が教えてくれた――。
読めば読むほど未知なる世界を味わえる究極の25作品。

食べるだけが「食」じゃない!

未曽有のコロナ禍を経て、誰もが食卓の囲み方や外食産業のあり方など食生活について一度は考え、見つめ直した今日だからこそ、食とともに生きるための羅針盤が必要だ。

料理人であり実業家であり文筆家でもある、自称「活字中毒」の著者が、小説からエッセイ、漫画にいたるまで、食べ物にまつわる古今東西の25作品を厳選。

仕事観や死生観にも影響しうる「食の名著」の読みどころを考察し、作者の世界と自身の人生を交錯させながら、食を〈読んで〉味わう醍醐味を綴る。

【作品リスト】
水上 勉『土を喰う日々』
平野紗季子『生まれた時からアルデンテ』
土井善晴『一汁一菜でよいという提案』
東海林さだお『タコの丸かじり』
檀 一雄『檀流クッキング』
近代食文化研究会『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』
玉村豊男『料理の四面体』
野瀬泰申『食は「県民性」では語れない』
三浦哲哉『自炊者になるための26週』
加藤政洋ほか『京都食堂探究』
原田ひ香『喫茶おじさん』
千早 茜『わるい食べもの』
ダン・ジュラフスキー『ペルシア王は「天ぷら」がお好き?』
畑中三応子『ファッションフード、あります。』
上原善広『被差別の食卓』
吉田戦車『忍風! 肉とめし』
西村 淳『面白南極料理人』
岡根谷実里『世界の食卓から社会が見える』
池波正太郎『むかしの味』
鯖田豊之『肉食の思想』
久部緑郎・河合 単『ラーメン発見伝』ほか
辺見 庸『もの食う人びと』
新保信長『食堂生まれ、外食育ち』
柚木麻子『あいにくあんたのためじゃない』
森 茉莉『貧乏サヴァラン』

【著者プロフィール】
料理人、文筆家。
鹿児島県生まれ。
京都大学卒業後、飲料メーカー勤務を経て円相フードサービスの設立に参加。南インド料理専門店「エリックサウス」をはじめ、和食、ビストロなど、幅広いジャンルの飲食店の展開やメニュー開発を手がける。
レシピ本から随筆まで、あらゆる角度から食を探求する書き手としても活躍。
著書に『おいしいもので できている』『お客さん物語』『異国の味』『料理人という仕事』ほか多数。

【著者紹介】
稲田俊輔 : 料理人、文筆家。鹿児島県生まれ。京都大学卒業後、飲料メーカー勤務を経て円相フードサービスの設立に参加。南インド料理専門店「エリックサウス」をはじめ、和食、ビストロなど、幅広いジャンルの飲食店の展開やメニュー開発を手がける。レシピ本から随筆まで、あらゆる角度から食を探求する書き手としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • tetsubun1000mg

    料理に関することを書かれた本を題材にして書かれている本だった。 筆者は文章がうまく、読んでも分かり易いので好みです。 本作は、平野紗季子「生まれた時からアルデンテ」土井善晴「一汁一菜でよいという提案」原田ひ香「喫茶おじさん」千早茜「わるい食べもの物」など、自分でも読んだ本を取り上げられることも多かったので味わいながら読み進めた。

  • 緋莢

    料理人であり文筆家である著者が、小説、エッセイ、マンガなど、食にまつわる本を25作品紹介しています。<僕がそれまで無邪気に信奉していた「プロの世界の繊細な技法」を全否定するかのようなこんな価値観が、この作品の中では繰り返し語られます>と書いている水上勉『土を喰う日々』 読んだ瞬間、お腹が鳴ったのに、その本の作者は<昔ほどおいしくなかった。>とその後書いており 裏切られた気持ちになった千早茜『わるい食べ物』(続く

  • Hatann

    人生に必要なことはすべて「食べ物の本」を教えてくれたという実感をもとに、小説からエッセイ、漫画に至るまで25の名著を読んで未知なる世界を味わう読書録。紹介される作品もさることながら、著者の読書に対するカマエが心地よい。本の中の世界を本の中に完結させず、作者の世界と自身の人生を交錯させ、作者との妄想的対話を通じて、共感、疑問、反論、発展などのテーマを掴み取るのだ。料理や食べ物を知ることは、様々な時代や場所の文化を知り、人々の生き様に想いを馳せること。かくして、食べ物の本の読者は世界を知り、世界と繋がる。

  • Cinita

    料理人にして文筆家でもある著者の、食にまつわるブックガイド。自身のエピソードや料理観を通してその本の面白さを分析し、独特のワードセンスと軽快な語り口で紹介していて、どの本にも軒並みそそられてしまう。「檀流クッキング」「なぜアジはフライでとんかつはカツか?」あたりはぜひ読みたい。まえがきで「子供の頃は知識を得るために受け身で本を読んでいたけど、自分の中に経験を蓄積していくうちに、作者と対話するように読めるようになった」という趣旨の話をされていて、自分は今でも結構受け身で読んじゃってるなあ……と少々反省。

  • きゅー

    料理本に関する読書録。料理に関する深い知識と愛情が明確かつ十全に言語化されているのでタメになるうえ、面白い。何より彼の文章に溢れている謙虚さ故に気持ちよく読み進めることができる。ここで紹介された本はすべてチェックして少しずつ読んでいこう。

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