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徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか 家康のあっぱれな植物知識

稲垣栄洋

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492061947
ISBN 10 : 4492061940
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan

Content Description

日本人の植物常識はすごい!戦国の世から江戸時代における植物と武士の知られざる関係を描く、これまでにない驚きの日本史!

目次 : 第1章 徳川家康はなぜ江戸を都に選んだのか―家康が築いた植物都市(家康が江戸を選んだ理由/ 湿地帯を開発すれば広大な農地が確保できる/ 江戸の地名と植物の深い関係 ほか)/ 第2章 完全リサイクルの循環型社会ができるまで―大名が投資したイネという植物(織田信長の兵農分離革命/ 田んぼが作った単位/ 武将は面積の単位も田んぼを基準にした ほか)/ 第3章 お城にはなぜ松が植えられているのか―植物を戦いに利用した戦国武将(松の木は軍事用の植物/ 黒田長政が非常食のワラビを隠した方法/ 加藤清正が築城した熊本城は食べられる城だった ほか)/ 第4章 三河武士の強さは味噌にあり―地域の食を支える植物(徳川家康家臣団、強さの秘密/ 家康が愛した八丁味噌の由来/ 戦国日本を席巻した赤味噌武将たち ほか)/ 第5章 織田信長はトウモロコシが好き―戦国武将を魅了した南蛮渡来の植物(信長が好んだ赤こんにゃく/ 信長が愛した意外な花/ 玉蜀黍の漢字の意味 ほか)/ 第6章 門外不出だったワサビ栽培―家康に愛され名物となった植物(家康と信玄の抗争から生まれた門松/ 薬草マニアだった家康/ 家康が駿府の鬼門封じに植えた果物 ほか)/ 第7章 花は桜木、人は武士―武士が愛した植物、サクラの真実(日本人はなぜサクラに惹かれるのか/ お花見の始まり/ サクラよりもウメが愛されていた ほか)/ 第8章 ヨーロッパ人を驚かせた園芸大国―植物を愛する園芸家となった武士たち(武士が築いた園芸国家/ 戦国武将が愛したチャ/ 茶器の高騰を利用した織田信長 あほか)/ 第9章 徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか―武将が愛した植物の家紋(三つ葉葵のモチーフになった地味な植物/ フタバアオイは不思議だ/ 葵の紋はもともと京都賀茂神社の神紋 ほか)

【著者紹介】
稲垣栄洋 : 1968年静岡市生まれ。岡山大学大学院修了。専門は雑草生態学。農学博士。自称、みちくさ研究家。農林水産省、静岡県農林技術研究所などを経て、静岡大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • tomi

    城に植えられたマツは籠城に備えた非常食用だった。信長はトウモロコシの花を愛でていた、等々、武士と植物との関わりを書いたユニークな歴史エッセイ。味噌や蕎麦など食べ物の歴史から江戸の園芸、家紋の由来など話題も幅広い。軽いタッチなので、もっと詳しく知りたいと思う話題もあるが、読みやすくて面白い。

  • 宇宙猫

    ★★★ 武士が植物をこよなく愛していたことや、城や屋敷の庭に植えた木にも理由があるという話。知らないことがいっぱいあって面白かった。けど、徳川の家紋には深い理由があるのかと期待した分、肩すかし。

  • 田中寛一

    「家康のあっぱれ植物知識」のサブタイトルたが、家康に限らず戦国から江戸時代の武士たちが植物と深く関わっていたことが説かれていて大変興味深かった。今まで松竹梅と聞いていてもなぜ松が一番なのかよくわからなかったが、この本のおかげでよくわかった。城に松が植えられる意味まで説いてあった。欧米で紋章に鳥獣が使われるに対して日本の家紋の多くは植物だという。それも地味なものが好まれていた。そこには武士たちのしたたかに強く生きていく思いが込められていたのだと。野草から生き方を説くのがいい。

  • さきん

    武士や歴史と野菜、植物の関係を解説した内容。きゅうりを食べると切り口が葵の紋章ににていて縁起が悪いなど文化的なところから植物の魅力を紹介して面白く読めた。一冊手元に置いときたい。

  • karoom

    戦国時代、江戸時代の武士達は生きるために植物に精通していた。中でも個人的に印象的だったのは、忍者のルーツは「薬草探し」らしく、火薬を作るために不可欠の硝石を、硝石の産出がない日本で、忍者はヨモギと尿のアンモニアを化学反応させ、硝石を作成し「焙烙玉(ほうろくだま)」という手榴弾を作成していたという。植物学者や化学者の知識もあった忍者に驚き。日本人にとって植物は昔から欠かせない存在だったことを改めて知った本。

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