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寂しい生活

稲垣えみ子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492046128
ISBN 10 : 4492046127
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

会社を辞め、大切なものと別れ、一人ぼっち…。掃除機、レンジ、エアコン、冷蔵庫まで捨て電気代月150円。アフロのイナガキさん、『魂の退社』、その後の物語。

目次 : 1 それは原発事故から始まった―アナザーワールド/ 2 捨てること=資源発掘?―掃除機、電子レンジ…/ 3 嫌いなものが好きになる―暑さ、寒さとの全面対決/ 4 冷蔵庫をなくすという革命―たいしたことない自分に気づく/ 5 所有という貧しさ―果てしなき戦いの果てに/ 6 で、家電とはなんだったのか―まさかの結論

【著者紹介】
稲垣えみ子 : 1965年、愛知県生まれ。一橋大学社会学部卒業。朝日新聞社入社。大阪本社社会部、「週刊朝日」編集部などを経て論説委員、編集委員をつとめ、アフロヘアの写真入り連載コラムや「報道ステーション」出演で注目を集めたが、2016年1月退社。その後の清貧生活を追った「情熱大陸」などのテレビ出演で一躍時の人となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mukimi

    50歳で新聞社を退職し原発事故を機に節電に目覚め家電をどんどん捨てた筆者。子供が生まれてモノも課題も増えていくであろうタイミングでこの方に惹かれたのは何か意味があるだろう。ミニマリストは資本主義に反するデフレ思考で少子化に繋がる側面もあるのではないかと思うこともあるが、消費を強要する資本主義社会において自分を見失わないためのひとつの思考法として腑に落ちた。私筆者の江戸時代みたいな生活全然できるって思えることは、自分の持ち物で欲張らず人生を歩む自信になった。出来る範囲で削ぎ落としながらシンプルに生きたい。

  • tetsubun1000mg

    稲垣えみ子さんの本は「魂の退社」以来5冊目。 本作は原発事故をきっかけに、電気を使う家電製品を見直して掃除機から電子レンジなどを順番に捨ててしまう経過と結果を紹介する。 有るのが日常の家電製品達をなくしてしまう事は尋常ではない気がするが、稲垣さん的にはじっくりと考えてからの結果らしくて読んでいくと理にかなっている気になってくる。 広い部屋、電子レンジやIHヒーターもやめてカセットコンロとPC、ラジオ、スマホ、服はフランス人みたいに10着だけの生活をストレスなく続けていく稲垣さんには今後も注目していこう。

  • ネギっ子gen

    【生きるって面倒くさい。でも面倒くさいからこそ、素晴らしい】エアコンや冷蔵庫など捨て、電気代月150円。震災の朝から始まった清貧生活を綴った「魂の退社」に到る物語。<人生、いろいろあった。頑張ってきたんだけどね。なんだかね。どこまでいっても心配ばっかりなんだ。で、いろいろあって、いろいろ考えて、大切にしてきたものたちに、ちょっとずつ、別れを告げることにした/残ったのは取るに足らない自分。そして、小さな、寂しい生活。/仲間の元を離れることにした。寂しいってことと、きちんと向き合ってみることにしたんだ>と。⇒

  • なゆ

    家電のない生活…思いきったことするなぁと興味津々だった。でもどうしてこのタイトルなの?寂しくはないよね?私もけっこう節電は頑張ってるつもりなので共感するとこも多く、なるほどと考えさせられた。さっそく掃除にほうきを活用するようになって、掃除が気楽になったし。バスタオルもやめてみたら洗濯ものの量がスッキリ。なんか“そうじゃないといけない”と思い込んでたことって結構あるなと。家電の便利さをアピールするために家事は面倒くさいものだと思わされているのか。あの広告代理店の戦略十訓、踊らされてるわ〜コワいわ〜。

  • うわじまお

    元朝日新聞社社員、現在、無職のアフロ女性。311を機に電気を使わない生活を決意する。冷蔵庫との決別のところ、いろんな示唆が含まれていてとても納得。語りの一人称の文章はさすがにこなれていてうまい。一気に読めた&面白かった。

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