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ナマズの博覧誌 生き物文化誌からの視点

秋篠宮文仁

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784416114544
ISBN 10 : 4416114540
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人文科学、社会科学、自然科学の各分野における第一人者や気鋭の研究者、研究家、作家らがそれぞれの専門や独自の視点から「ナマズ」を縦横無尽に論じる稀代の一冊。ヒトはマナズをどのように眺め、どのように接し、食べ、ときに畏れてきたのか、そしてヒトはナマズをどこまで解き明かしたのか。ヒトとナマズの数千年にわたる関係史、文化誌のすべてを網羅。

目次 : 第1章 ナマズの博覧誌(ナマズの博物誌/ ナマズの絵図から見た東西の博物学的交流史 ほか)/ 第2章 ナマズをめぐる信仰と伝承(鯰絵「瓢箪鯰」の系譜―如拙筆「瓢鮎図」から安政2年の鯰絵へ/ 阿蘇の鯰信仰 ほか)/ 第3章 暮らしの中のナマズ(水産学の立場からナマズを考える/ ナマズの漁撈とその多様性 ほか)/ 第4章 ナマズのサイエンス(現生ナマズの系統と現状/ ナマズの生態と性格 ほか)

【著者紹介】
秋篠宮文仁 : 1965年東京都生まれ。(公財)山階鳥類研究所総裁、(公社)日本動物園水族館協会総裁、東京大学総合研究博物館特招研究員、東京農業大学客員教授。理学博士。専門は生き物文化誌。とくに家畜・家禽、魚に関心を寄せている

緒方喜雄 : 1964年東京都生まれ。メーカー勤務の傍ら生き物文化誌を研究。多摩川流域の調査に携わり、その成果を「多摩川流域における魚類民俗に関する研究」(1996)に報告。ナマズに関してさまざまな角度からのアプローチを試みている

森誠一 : 1956年三重県生まれ。岐阜経済大学教授。福井県大野市「イトヨの里」館長。理学博士。専門は進化生態学、社会行動学。日本魚類学会自然保護委員会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 志村真幸

     生き物文化誌学会による企画である。  ナマズについて生物学、生態、歴史、文化史、食べものとしての利用、地震との関わりなど、多様な側面からアプローチされている。  総勢21人が執筆しており、専門分野もさまざま。最先端の研究を書くというよりは、いま分かっていることをわかりやすく紹介した内容だ。  日本だけでなく、タイやオセアニア、南北アメリカ、アフリカなど諸外国のナマズについても幅広く扱われているのがいい。  ナマズがなぜこれだけ特異な存在としてひとびとに愛されてきたかが、明確に理解できた。

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