絵を見る技術 名画の構造を読み解く

秋田麻早子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784255011110
ISBN 10 : 4255011117
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;19

内容詳細

この絵の主役はどこ?バランスがいいってどういうこと?センスとロジックをつなげるビジュアル・リテラシーの教室。

目次 : 序章 君は見ているけど、観察していないんだ、ワトソン君―ビジュアル・リテラシー/ 第1章 この絵の主役はどこ?―フォーカルポイント/ 第2章 名画が人の目をとらえて放さないのはなぜか?―経路の探し方/ 第3章 「この絵はバランスがいい」ってどういうこと?―バランスの見方/ 第4章 なぜ、その色なのか?―絵具と色の秘密/ 第5章 名画の裏に構造あり―構図と比例/ 第6章 だから、名画は名画なんです―統一感

【著者紹介】
秋田麻早子 : 美術史研究家。岡山県岡山市生まれ。2002年テキサス大学オースティン校美術史学科修士課程修了(MA)。専攻はメソポタミア美術で、トークン研究で知られるシュマント=ベッセラに師事。2009年より「絵の見方は教えられるか?」というテーマに取り掛かり、2015年からビジネスパーソンの学習の場・麹町アカデミアで「絵を見る技術を学ぼう!」を不定期で開催。名画を自分の目で見る方法を広めることで、人々が自分の言葉で芸術や美について語れる世の中にするのが目標(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 旅するランナー さん

    センスとロジカル。絵画の素晴らしさを、感性の領分で素直に鋭敏に感じ取り、理性の領分で冷静に正確に分析する基準を学ぶことができます。リーディングライン、フォーカルポイント、バランス、構図、色彩という視点で論理的に鑑賞する技術を知り、言語化できるようになります。名画が名画である理由がよく分かりました。

  • trazom さん

    絵画に関する本の殆どが、作品の歴史的な位置づけやアネクドートの紹介に終始している中で、この本は、「絵を見る技術」を教えてくれる非常に貴重な一冊である。主役は誰か(フォーカル・ポイントの見つけ方)、視線を巡らす経路の探し方、色の秘密、バランスや構図の捉え方など、具体例を用いて鑑賞の仕方を指南してくれる。確かに、内容はよく理解できた気はするが、果たして、本当の意味で、自分のビジュアル・リテラシーが高まったかと言えば、全く自信がない。尤も、それは、著者のせいではなく、私自身の才能の貧しさによるものだけれど…。

  • goro@80.7 さん

    ボォーっと見てるんじゃダメ!と怒られそうな本でした。絵画の見方なんて考えてもいなかったので、こんな事が隠されていたのか!?いや、隠すというより見えていなかっただけなんだなと判った。名画として生き残った絵には理由があるんだねぇ〜。何も知らずに展示会へ行くよりは判ったほうが楽しいよね。カラー写真も盛りだくさんで解説も分かりやすくてとても参考になりました。

  • もんらっしぇ さん

    写真が発明される以前、ましてや印刷技術が発展前夜の時代。いわゆる名画とされる絵はオカルト的な自動書記じゃないとすれば、熟考を重ねた緻密な計算の上で描かれているはず。その「絵解き」を実在の多くの名画で解説。その対象はルネサンスから印象派、抽象画と20世紀までの西洋画全般を扱い多少の日本画も。でも構図や配色がバッチリ決まっているからといって名作になるわけでもないし現代で名画と評価されてる作品でもフェルメールに代表されるように数世紀に渡り忘れられた絵画も。時代の流行の影響もあると本書では述べられており納得です♪

  • k5 さん

    「ビジネスマンこそアートを学べ」みたいな本が増えている中、できるだけ軽過ぎない風のを、と思って手にとりました。予想以上の良書。こういうカルチャーセンター風の本って、前半面白くても後半繰り返しばかりで退屈になりがちですが、前半で頭の基礎を作って後半に大ネタ持ってくる作りなので、全然飽きないです。とくに色彩と構図の章はよく練りこまれてます。強いて言えば印刷がもうちょっと鮮明なら最高ですが、お値段的にこんなもんかな。

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