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なく、おこる 五感のえほんシリーズ 1

秋山さと子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784835451824
ISBN 10 : 4835451821
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

<五感のえほん>プロジェクト始動!
1983年、訪問販売のみで発売された伝説の絵本シリーズが、あたらしい装丁でよみがえります。今をときめく豪華な執筆陣にも注目!

▼<五感のえほん>とは?
2015年、復刊ドットコムから新たな絵本シリーズが誕生します! 元々は、1983年に「ブリタニカ絵本館ピコモス」(日本ブリタニカ社 刊/全25巻/監修:谷川俊太郎 小松左京)として、訪問販売でのみ発売された絵本シリーズ。再編集にあたり、わたしたちの社会や生活に根付く五感(みる、きく、かんじる…)でのセレクトを行い、<五感のえほん>(全10巻)として刊行していきます。人間の動作的なものに加え、子どもたちが日常の中で直面すること、感じてほしいことを一流作家たちが存分に表現したオリジナル絵本です。

第1弾は、『なく、おこる』。
『ユングの心理学』『ユングの性格分析』(講談社現代新書)などでも知られる秋山さと子氏が書いた文章に、“コージズキン"こと、鬼才・スズキコージ氏が絵をつけた伝説の一冊です。発刊当時、書店売りもされず図書館所蔵も滅多にない伝説の絵本です。みずみずしくテンポの良い秋山さと子氏の文章と、独自の世界観を放つスズキコージ氏による相性抜群のコラボレーションをお楽しみください。

【著者紹介】
秋山さと子 : 1923年東京都生まれ。文化学院、駒澤大学仏教学部、同大学院を経て、1964年から4年間ユング心理学研究所に在籍。東京ユング研究会を主宰しつつお茶の水女子大学、駒沢大学、東洋大学で教鞭をとる。1992年没

スズキコージ : 1948年静岡県生まれ。1972年、『ゆきむすめ』(岸田衿子作)でデビュー。絵本著作多数、受賞多数。また、映画や演劇のポスター、舞台装置、衣装を手がけ、壁画や看板、音楽など活躍の場は広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヒラP@ehon.gohon

    喜怒哀楽の感情をもたないよしおくんの飛びこんだ世界は、感情が爆発したような世界でした。 わけのわからない混乱世界の刺激を受けて、感情を取り戻したよしおくんでした。 めでたしめでたしというには、強烈なインパクトのある絵本です。

  • 遠い日

    感情を一切表さない男の子が見せ物になる恐ろしさ。泣くこと、怒ることはある意味、人間らしい心の表現。そこを突き詰めていけば、自然の感情の発露がいかにだいじかがよくわかる。

  • 猿田彦

    泣くことも、怒ることもできないよしおが、みんなが泣いたり怒ったりして暮らす町に迷い込んだ。珍しいからと「怒らない泣かない動物」として動物園で見世物になった。観客は石を投げたり棒で突いて刺激した挙句、つまらなくなって、町から追い出した。お母さんは、よしおを抱きしめ一緒に泣いていた。息子が動物として扱われたのが悔しかったのか、泣くと言うことが分かって嬉しかったのか、どんな気持ちだったのだろう。動物園に入れられる前、博士に「心が一つもない」と言われるが、こんな残酷な言葉が必要なのかな。

  • みよちゃん

    感情を表さない事について、こんな絵本が生まれる驚きを感じた。

  • たくさん

    スズキコージさんの絵はあんまりストーリーに印象というのでなく話半分でとつい思いがちで反省なのだが、これはストーリーに話を打たれる。絵もすばらしい。がまんが爆発する。強がっている人が初めて壁にぶち当たる。壁にぶち当たることの少ないタイプの大人の人にこそ読んでほしい。

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