自殺予定日 創元推理文庫

秋吉理香子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488418212
ISBN 10 : 448841821X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
280p;15

内容詳細

「美しく強かな継母が父を殺した」再婚してわずか一年半足らずで父が急死。遺産とビジネスを受け継ぎ活躍する継母の姿にそう確信した女子高生の瑠璃。自らの死で継母の罪を告発しようと訪れた自殺の名所で“幽霊”の少年と出会い、ある約束をする。六日後―それが瑠璃の自殺予定日となった。瑠璃は父の無念を晴らせるのか?!すべての予想を裏切るノンストップ・ミステリ!

【著者紹介】
秋吉理香子 : 早稲田大学第一文学部卒。ロヨラ・メリマウント大学院にて、映画・TV製作修士号取得。2008年、「雪の花」で第3回Yahoo!JAPAN文学賞を受賞。2009年、受賞作を含む短編集『雪の花』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 茜 さん

    秋吉理香子は初めて読みます。あとがきを読んでいるとどうやらイヤミスが得意らしいけれど本書に限って言えば全然そんな事はなかった。寧ろハッピーになるくらいでした。明け方のこんな時間(現在AM05:30)にハッピーになっても仕方ないのだけれどwwwもう少し暗い話しかと思ったけれど全然そんな事はなくてライトノベルを読んでいる感覚でした。他の作品も読む機会があれば読んでみたいと思います。

  • のり さん

    母を亡くし、父が再婚後一年で突然死。多額の生命保険がおりたはずだが…「瑠璃」は継母が父を殺したと思い告発する準備を整え自殺するはずだったが、死にきれずにいたところ幽霊の少年と出会う。告発を完璧なものにする為に6日の期限を決め証拠集めを始めるが、一大決戦を向かえ、まさかの展開へと流れが変わる。風水女子と毒舌男子の遣り取りが微笑ましい。今回もやられました。

  • よっち さん

    再婚してわずか二年。父の死後、遺産とビジネスを継ぎ様々なものを変えてゆく継母の姿に父を殺したと確信する女子高生瑠璃は、自らの死で罪を告発するため山奥で首を吊ろうと決意するミステリ。自殺の名所で出会った幽霊の裕章と交わした、一週間以内に証拠が見つからなければ自殺するという約束。探っていくうちに継母への疑惑が膨らんでいく瑠璃。そこからの急展開と明らかになってゆく真相は、見えていたものの印象をガラリと変えていって、瑠璃が改めて実感した大切なものへと思いと、新たな人生を予感させる結末はぐっと来るものがありました。

  • ピロ麻呂 さん

    秋吉理香子でこのタイトル…イヤミスだと身構えて読むも、全く違ったテイスト。結末も予測できてしまうけど、読みやすいし読後感はさわやか。風水女子による古旅館の復活劇、続編お願いします(^^)

  • Junichi Yamaguchi さん

    『心に棲み着いた蝶』… イヤミスではない秋吉さん。 疑心暗鬼の解決は、やはり会話だな。 「いじけ風水女子」と「毒舌幽霊男子」の未来はキラキラになることは間違いないだろう。 両親の夢を実現した少女の笑顔が思い浮かぶ。。

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