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日本梅毒史の研究 医療・社会・国家

福田真人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784784212477
ISBN 10 : 4784212477
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ペニシリン登場以前の梅毒治療の歴史、近世の医学や人々の梅毒観や性の意識の変遷、日本人の性に対する自己管理思想、近代以降の国家問題としての梅毒など、梅毒が日本の文化や社会に与えた影響を探る論集。

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Book Meter Reviews

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  • 桑畑みの吉

    梅毒の患者数がここ3年程高止まりしているらしい。南米→欧州→中国を経由して日本に持ち込まれたのは1510年頃だった。500年以上も絶滅することなく最近は感染が再び拡大傾向にある。2005年6月刊行の本書はその梅毒の歴史に関する各種論文を集めたものとなっている。杉田玄白が患者の7〜8割は梅毒だったと言うほど江戸時代に蔓延していたが、どこか自嘲的な部分もあった。そんな江戸時代の性病観の推移、科学未発達の中での治療方法(特に温泉)、幕末以降に諸外国の圧力の中で近代的治療の確立が各章のテーマとして論じられている。

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