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京都伏見の榎本文房具店 真実はインクに隠して 宝島社文庫

福田悠

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299054937
ISBN 10 : 4299054938
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan

Content Description

東京の大手老舗文具店のバイヤー・榎本史郎は、京都伏見で文房具店を営んでいた祖母の死を機に、店を継ぐことにした。祖母の形見の硯箱に入っていた、謎の大学ノートとファーバーカステルの鉛筆。物に無頓着な親友が突然くれた高級万年筆。転落死したイラストレーター。大学の書道学科で起きた紛失事件。様々な謎や悩みを、史郎が文房具をヒントに優しく解きほぐす。

【著者紹介】
福田悠 : 1963年生まれ。京都府出身。第16回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『本所憑きもの長屋 お守様』で2018年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • シナモン

    表紙の感じからして謎解きといっても日常のほっこりミステリーかなと思ったらけっこう重かった。思ってた感じとは違うけど、京都だし、文房具だし、続編出たら続けて読んでいこうかな😊

  • Ikutan

    両親亡き後、育ててくれた祖母が亡くなった。都内の老舗文房具でバイヤーとして働いていた史郎は、祖母が営んでいた京都伏見の文房具店で彼女の硯箱の中に、ドイツの老舗の鉛筆1本を見つける。その理由に全く心当たりのなかった彼は、真相解明に乗り出す。『文房具探偵、誕生!』ということで、祖母の店を継いだ史郎が、鉛筆や万年筆、インク、墨に纏わる謎を解き明かす四つの物語。散りばめられた文房具の豆知識に、文房具ってなかなか奥が深いのねと感心頻り。京都伏見には以前住んでいたこともあり、出てくる地名が懐かしかった。

  • mocha

    祖母が遺した文房具店を引き継いだ史郎。身の回りに起こるミステリーを文房具を手掛かりに推理する。ほのぼの系かと思いきや、事件は結構ハード。文具好きとしては、芸術的な万年筆やガラスペン、ラメ入りのインクなど想像するだけでうっとり。ラストの章では墨の薫りが漂ってきそうだった。#NetGalleyJP

  • さっちゃん

    東京の老舗文房具店でバイヤーとして働いていた榎本史郎は、京都で文房具店を営んでいた祖母の死を機に彼女の店を継ぐことに。祖母の形見の硯箱に入っていた白紙のノートと鉛筆。 親友から突然贈られた高級万年筆。人気イラストレーターの転落死。 大学の書道学科での紛失事件。文房具絡みの謎を史郎が解き明かす連作短編集。/鉛筆から万年筆、墨まで様々な文房具が登場してその蘊蓄も楽しめる(『「ヲタク」担当 細川春菜6』ほどディープではない)。がっつり探偵モノを期待すると物足りないけれど、全体的に優しい印象でライトな読み心地。

  • 愛玉子

    文房具店(書店も)が舞台だとつい手に取ってしまうけれど、なぜ!好みの作品に!巡り合わない!いやごめん、作品に罪はないな。私の好みの問題。最初の話、女性なら妊娠前からまず間違いなく気にするだろう、普通は気づくだろうというところがスルーされているのがまず引っかかってしまって。この作家さん、多分年配の男性なのでしょうね。文房具の蘊蓄は読んでいて面白いけれど徐々に長くなり、対して主人公は淡白すぎて時々見失う。せっかく京都伏見の文房具店を継いだ設定なのに、京都らしさも文房具店の様子もほとんど描かれていないのが残念。

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