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ISBN 10 : 4000270583
Content Description
関係性が生じるとき、国家主体などのアクターだけでなく、媒介としてのモノや現象といった「シンボル」を通じることで、はじめてみえてくる側面がある。第5巻では、装い・音楽・スポーツ・言葉といった文化現象に着目していくことで、グローバルな状況での多様なアクターによる「みえない関係性」を浮かび上がらせ、その交錯の状況や、双方向的な関係性構築のあり方を明らかにする。
目次 : 「みえない関係性」をみせる―装い・音楽・スポーツ、そして言葉/ 1 装い(「キモノ」表象の民族主義と帝国主義/ ウズベク人はいかに装うべきか―ポストソ連時代のナショナルなドレス・コード)/ 2 音楽(戦時下日本の音楽産業と軍歌レコードの受容/ 「ユーゴウラヴィア」の担い手としてのロック音楽/ 中東のラップをめぐる力学とアイデンティティ形式―DAMの事例を中心に)/ 3 スポーツ(フランコ独裁とサッカーという磁場―現在に繋がるローカルでグローバルなサッカー/ サッカーを通じて見るロシアの国家と社会―二〇一八年のワールドカップを契機として)/ 4 言葉(言葉が動くとき―「セクシュアル・ハラスメント」の誕生、輸入、翻訳)
【著者紹介】
福田宏 : 1971年生。成城大学法学部准教授。国際関係論、地域研究
後藤絵美 : 1975年生。東京大学日本・アジアに関する教育研究ネットワーク特任准教授。中東地域研究、アジア比較研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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