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忌み地 弐 怪談社奇聞録 講談社文庫

福澤徹三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065203859
ISBN 10 : 4065203856
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

怪異が起きる場所―忌み地。怪談社の糸柳寿昭と上間月貴が、全国に実在するいわくつき物件や体験者を取材。ふたりが足で集めた不可解な実話を作家の福澤徹三が書き起こす。取材のプロセスと共に再現される生々しい怪異は、恐怖と戦慄を追体験させる。怪談師と作家が織りなす前例のない怪談実話集、第二弾。

目次 : 鳥居の写真/ 風の音/ 不審火/ 過去帳/ 残像/ M霊園/ 林のなかの煙/ 壁のシミ/ 行軍訓練/ 路傍の石〔ほか〕

【著者紹介】
福沢徹三 : 小説家。2008年『すじぼり』で第10回大藪春彦賞を受賞

糸柳寿昭 : 実話怪談師。全国各地で蒐集した実話怪談を書籍の刊行やトークイベントで発表する団体「怪談社」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みっちゃん

    第1弾では、お互いに全く関連のなさそうなバラバラの怪異が、いつか一つの場所に収束していく構成が鳥肌ものだったが、今作はコロナの影響で、体験談を集めるのにも苦労されたらしい。やや散漫な印象。が、白黒で粗い画像の為、はっきりはわからないが、明らかに何かが写っている!「鳥居の写真」にぞぞっ。

  • HANA

    実話怪談集。実話怪談を記す方法には二種類あって、一つはひたすら恐怖を追求する方法、一つは聞き語りという形式を生かすという方法があると思っているが、本書は後者の方。怪談師の視点を通じて話を記す事で、話を聞くという現場を疑似体験できるような形になっている。そういう事もあって怪談の中身は玉石混交だけど、こういう独特の形式って珍しくていいなあ。取材した地も北海道東北から沖縄まで幅広く、ご当地怪談の趣もあって良き。特に沖縄はやはり独特の地霊みたいなのが感じられるなあ。しかしコロナ、こういう所にも影響が出ているのね。

  • ma-bo

    第一弾は未読で、なぜか弐を読むことに。コロナ禍で取材が出来にくいと言い訳があったが、土地に纏わる話でないのも多かった。

  • 眠る山猫屋

    地味に厭な話が多い(苦笑)事故物件というより、事故物件エリアみたいな感じで、怪異が広がってるのが、なおさら厭。

  • キンモクセイ

    「鳥居の写真」何気なく撮った神社の鳥居の写真。その奥に人影のような黒いモノが写っている。ただの人影と言われたら、そうだが何だか怖い。久しぶりに背中が冷んやりした。因みに場所は前作で忌み地だらけのK市。写真4枚掲載あり。「屋上の少年」沖縄のホテルの屋上。台風接近のため屋上で片付けていると、隅っこに少年が蹲っていた。ヨレた半袖半ズボンで裸足。気づいたら忽然と姿が消えたが、戦時中の格好だった。時空の歪みで現代に来たのか?不思議な体験をする人がいると驚かされる。実話系は怖さよりも不可思議さが残る事が多い。

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