明智光秀 織田政権の司令塔 中公新書

福島克彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121026224
ISBN 10 : 4121026225
フォーマット
出版社
発行年月
2020年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
278p;18

内容詳細

織田信長は版図拡大に伴い、柴田勝家、羽柴秀吉ら有力部将に大幅な権限を与え、前線に送り出した。だが明智光秀の地位はそれらとは一線を画す。一貫して京都とその周辺を任されて安土城の信長から近く、政権の司令塔ともいえる役割を果たした。検地による領国掌握、軍法の制定などの先進的な施策は、後年の秀吉が発展的に継承している。織田家随一と称されながら、本能寺の変で主君を討ち、山崎合戦で敗れ去った名将の軌跡。

目次 : 第1章 光秀の登場/ 第2章 上洛以後の活躍/ 第3章 坂本城主と京都代官/ 第4章 丹波攻略の始まり/ 第5章 八上城攻防戦と畿内制圧/ 第6章 分国支配の様相/ 第7章 織田勢の西国攻めと光秀/ 第8章 本能寺の変へ/ 第9章 山崎合戦と光秀の死/ 終章 明智光秀の実像

【著者紹介】
福島克彦 : 1965年(昭和40年)、兵庫県に生まれる。立命館大学文学部卒業。愛知県立高校教諭を経て、現在、大山崎町歴史資料館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kiyoshi Utsugi さん

    福島克彦の「明智光秀 織田政権の司令塔」を読了しました。 ・光秀の登場 ・上洛以降の活躍 ・坂本城主と京都代官 ・丹波攻略の始まり ・八上城攻防戦と畿内制圧 ・分国支配の様相 ・織田勢の西国攻めと光秀 ・本能寺の変へ ・山崎合戦と光秀の死 ・明智光秀の実像 により構成されています。 柴田勝家、羽柴秀吉と並んで織田政権の司令塔として大幅な権限を与えられた明智光秀ですが、他の二人とは異なり、京都の周辺を任されて、織田信長に近いところにいたということで、新たな明智光秀像を描いています。 意外と面白かった。

  • Book & Travel さん

    「麒麟がくる」が終わって日が経つが、明智光秀について史実としてどこまで解っているのか、知っておきたくて手に取った。最新の史料研究から堅実に光秀の実像を追っていく硬派な一冊。光秀については大抵、なぜ本能寺の変を起こしたかばかりが注目されるが、本書は信長政権での役割や領国統治の手法に焦点を当て、国衆との交渉力や秀吉と共通する独創性など、有能で抜群の信頼を得ていた光秀の実像を炙り出している。本能寺後の各勢力の動きや山崎合戦についても詳しく、興味深い内容が多かった。優秀で堅実な印象の光秀だが、謀叛については→

  • Tomoichi さん

    織田政権が想像以上盤石ではなかった事、近畿の国衆の力など中々勉強になった。光秀も秀吉同様に優秀であった事もわかるがそれでも本能寺の変後の甘い見通しは謎である。やっぱり単純に魔が差しただけなのかな?

  • nagoyan さん

    優。信長の信任も厚く、織田政権中枢で、力を奮った光秀の実像を丁寧に明らかにする。本能寺の変の動機探しはやらない。面白いのは、信長に対して、光秀、秀吉を新時代の統治者として説明するところ。検地、石高制にもとづく家臣団編成といった、近世的な統治は信長ではなく、光秀、次いで秀吉に始まる。本能寺の変についていえば、本書では、なぜ光秀が本能寺の変を起こしたかはあきらかではないが、逆に光秀だけが本能寺の変を起こし得たと理解できる。丹波攻略と丹波統治の過程、坂本城普請と、光秀権力の先進、特殊性の説明は類書に少なく秀逸。

  • Emkay さん

    足利義昭、織田信長下の活躍ぶり、さらに本能寺の変前後の動向が詳細に描かれており、大変興味深い。大河ドラマを見ていても思うが、これまで「信長を裏切った不気味な武士」としての側面ばかり強調されていたのだと改めて感じる。丹波攻めの記述が物凄く詳しく、苦労の末にまとめ上げた様子がよく分かる。その頃に松永久秀、荒木村重と相次いで信長からの離反があり、無慈悲に抑え込まれた。佐久間親子も追放された。光秀がその様子を目の当たりにし、信長に対する不信感や恐怖心が強まったことが、本能寺の変の遠因となった感じはした。

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