生物と無生物のあいだ 講談社現代新書

福岡伸一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061498914
ISBN 10 : 4061498916
フォーマット
出版社
発行年月
2007年05月
日本
追加情報
:
18cm,285p

内容詳細

生物も無生物も、原子から成り立っている。一体何が両者を分かつのか。分子生物学が辿り着いた地平を、歴史の闇に沈んだ科学者たちに光を当てながら平易に明かす。読み始めたら止まらない、極上の科学ミステリー。

【著者紹介】
福岡伸一 : 1959年東京生まれ。京都大学卒。ハーバード大学医学部研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授、専攻は分子生物学。著書に『プリオン説はほんとうか?』(講談社ブルーバックス、講談社出版文化賞科学出版賞受賞)などがある。2006年、第一回科学ジャーナリスト賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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福岡伸一さんの文章はとにかくわかりやすく...

投稿日:2010/08/10 (火)

福岡伸一さんの文章はとにかくわかりやすく、理系の方の書かれる文章イメージを一掃させてくれました。 先を読みたくなる、ちょっとしたサスペンスに似たドラマが そこにはあります。 この文章の核には福岡さんの「生物」「生命」への愛があるのだと思います。

yuzu さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    新書とはいえ、難しいのではないかと敬遠していたのだが、この超ベストセラーに遅ればせながら、思い切って挑戦してみた。これがわかりやすい上に実に面白い。いやそれ以上だ。ワクワクするほどにエキサイティングなのである。テーマはタイトル通りに「生物とは何か」ということなのだが、ワトソン、クリックの「二重らせん」をエポックメイキングに、それ以前、その頃、そしてその後の生命をめぐる科学史が語られる。また、本書を通じて「科学」の考え方が十分に伝わってくる。しかも、「聖杯」などと文系をくすぐる比喩も実に巧みだ。強推薦‼

  • 遥かなる想い さん

    2008年新書大賞大賞受賞。 生命とは何なのか?を 皮切りに、野口英世の真実 、ロックフェラー研究所、 功績者たち、ウィルス等、巧みなエピソードを盛り込むことにより、 読者を著者の世界に 引き込んでいく筆力は 大したものである。 だが、私には功績のあった 科学者たちのエピソード、 ポスドクという名の傭兵 の章の方が面白かった。 研究者たちの背景にある もの…知らなかった事実が 伝わってくる…科学の歴史 を、DNAをわかった 気になるにはちょうどいい 本である。

  • 抹茶モナカ さん

    生物学のうち、細胞の研究について、歴史的背景を織り交ぜながら、説明してくれる本。文章が文学っぽいので、細胞の話なんだけど、読みやすい。文系の僕でも通読できました。歴史の闇に消えてしまった学者の話は切なくて、科学の発見に2着がない、というのは厳しいなぁ、と思った。

  • 楽 さん

    07年。先に『新版 動的平衡』(17年)を読んだが本書の方が時系列でわかりやすい。生命の謎を解明していく科学ミステリーでもある。ダークサイド・オブ・DNAの章は特に興味深く読んだ。ワトソンとクリックが明らかにしたDNAの二重らせん構造の陰にロザリンド・フランクリンの研究。KOマウスのその後は『新版 動的平衡』にて■「生命とは自己複製するシステム」「との定義は不十分」との考えから「ウイルスを生物であるとは定義しない」■「生命とは要素が集合してできた構成物ではなく、要素の流れがもたらすところの効果」とするが、

  • Nobu A さん

    福岡伸一著書初読。07年初版。67万部のベストセラーを何故か数年も書架に置きっぱなしで手付かずだった。恐らくタイトルから難解な生物学の話だと思ったから。生物研究に関する詳述は決して易しくないが、分子生物学の発展と神秘性が伝わってくる。のっけから野口英世が登場し、どんな展開になるのかと思いきや、類稀な文才で興味深い知識を披露し引き込まれていく。自己複製を行う生命とは何か。「動的平衡」論で再定義に挑む。幼少期の生き物に対する好奇心から始まる研究人生も絡めながら。映画化して欲しい程の面白さと再読したい難しさ。

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人物・団体紹介

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福岡伸一

1959年、東京都生まれ。京都大学卒業後、ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授・ロックフェラー大学客員教授。研究に取り組む一方、「生命とは何か」について解説した書籍や、絵画についての解説書、エッセイなどを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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