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君はいのち動的平衡館を見たか 利他の生命哲学

Shinichi Fukuoka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784255013909
ISBN 10 : 425501390X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan

Content Description

[2025年大阪・関西万博 シグネチャーパビリオン「いのち動的平衡館」公式本]
なぜ、いのちは輝くのか? 生きること、そして死ぬことの意味とは‥‥生命のあり方を根源から問い、追求する哲学入門。

「いのちを知る」ためのパビリオン「いのち動的平衡館」が、どのような過程を経て構想されたのか、また、そこに込められた思いを綴った一冊。
「生命とは何か」という永遠の問いに、「動的平衡」という生命観と、生命は本質的に“利他”的であるという観点から挑みかかる。
分断と対立から、調和と共生へ。「動的平衡」と「利他」をキーワードに、私たちに、本来のいのちの輝きをもたらすためのフィロソフィー(哲学)を鮮やかに提示する。


【構成】
Part1 いのちを知る
Part2 うつろう建築「エンブリオ」
Part3 光のインスタレーション「クラスラ」
Part4 いのちの対話
協賛社代表者×福岡伸一 対談 
●ジャパンマテリアル 田中久男
●NTT 澤田純
●DMG森精機 森雅彦
●ニチコン 武田一平
●荒川化学工業 高木信之
●日本スペリア社 西村哲郎
●モンベル 辰野勇

【著者紹介】
福岡伸一 : 生物学者。1959年東京生まれ。京都大学卒。青山学院大学教授、米国ロックフェラー大学客員教授。サントリー学芸賞を受賞し、90万部のロングセラーとなった『生物と無生物のあいだ』、『動的平衡』シリーズなど、“生命とは何か”を動的平衡論から問い直した著作を数多く発表。2025年大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのち動的平衡館」プロデューサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ユーユーテイン

    「いのち動的平衡館」で展示された生命の進化の歴史を光の粒で映し出すインスタレーション。刻々と変化する光の粒の豊かな表現力に魅せられた。そして最後の福岡氏のナレーションに頷きながら会場を出たのだが、その中の「坂をのぼり返す」という言葉の意味がわからず、知りたいと思っていたところ、本書を見つけた。本書には、万博開催の発端から、福岡氏がプロデューサーに指名され、展示内容を決め、スポンサーを募り、パビリオンの建設、完成までの経緯が書かれており、このパビリオンを見た価値をより高めてくれるものになった。

  • Sakie

    万博記録本と呼ぶらしい。政治経済の浮薄な動きから意識的に距離を置く福岡センセがなぜ万博プロデューサーなど引き受けたのか。それは端的に、EXPO’70を訪れた10歳の福岡少年の記憶ゆえと知れる。少年が希望を覚えたEXPO’70は、同時に岡本太郎が『明日は決して明るい日ではない』と打ち出したものでもあり、それを踏まえて構想は練られた。思い描いたアイデアをパビリオンに実現するため、博報堂とも契約し、建設・運営のための莫大な資金集めにも自ら奔走した。福岡センセのアイデアの具現。せっかくなら、観てみたい気もする。

  • Go Extreme

    いのちは輝くもの 動的平衡は生命の根幹的営み 自らを積極的に破壊しながら常に再構築 利他性は生命の本質 共生が進化を促進 言葉による認識は人間存在を純化 死ぬからこそ生きる 死は最大の利他的行為 個体の有限性が生命の無限性へと転化 女性こそが生命の基本仕様 いのちの交換の結果としての意識 好奇心が恐怖心に勝る 物事の見え方が変わることも動的平衡 重力に逆らわず力を活かす ふわりと浮かんだ大きな屋根 エントロピーにあらがって生命を前進 互恵的協力が進化を飛躍させる 無数の人々の献身的努力が万博を支える

  • うふふ

    万博でこのパビリオンに入り、感銘を受けたので読んでみました。岡本太郎さんの話など、興味深かったです。

  • はるか

    万博で印象に残ったパビリオン(15分立ちっぱはマジでキツかった笑)。著者の話が興味深く、詳しく知りたいと思い手に取った。万博のなかで唯一、死を扱っているらしい。とはいっても、自分の命を次に引き継ぐことで生命は続いていく、と言うポジティブな捉え方。「死ぬこともそんなに悪くないな」と感じていただければ、と本書で語っているが、その言葉に、安心感と言うか肩の荷が下りたと言うか、自分が死んでも何かの役に立つことが出来るんだと感じた。あと、プロデューサーに選ばれてからパビリオンが完成するまでのすったもんだが面白い

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