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プリオン説はほんとうか? タンパク質病原体説をめぐるミステリ-

Shinichi Fukuoka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062575041
ISBN 10 : 4062575043
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2005
Japan

Content Description

輸入解禁される米国産牛肉。しかし、安全性審査の前提となるプリオン説が科学的に不完全な仮説だとしたら…。狂牛病の原因は、未知なるウイルス感染である可能性が高いとした衝撃作。〈受賞情報〉講談社科学出版賞(第22回)

【著者紹介】
福岡伸一 : 1959年東京生まれ。京都大学卒。米国ロックフェラー大学およびハーバード大学医学部研究員、京都大学助教授を経て、青山学院大学理工学部に新設された化学・生命科学科教授。分子生物学専攻。研究テーマは、伝達性スポンジ状脳症の感染機構、細胞の分泌現象、細胞膜タンパク質解析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    #説明歌 狂牛病スクレイピー病(羊)ヤコブ病(人)プリオン仮説コッホ三原則 三原則病原体の検出と単離精製再現同一

  • マルレラ

    「生物と無生物のあいだ」「動的平衡」などの著書で有名な福岡伸一さんが、狂牛病などの原因とされるプリオン説に対して懐疑的な立場をとり、批判的に解説した本。 プリオン病は伝達性のある異常プリオンタンパク質が脳に蓄積し、脳が海綿状に変化してしまう疾患で、一昔前に狂牛病問題で世間で大きく話題になりました。本書はこの疾患について詳しく解説すると同時に、「プリオン説」とこの疾患の発病メカニズムが、未だに仮説の域を抜け出せない理由について言及されていて、勉強になりました。いつか真実が解明される日が来ることを願います。

  • はる

    福岡さんは二冊目。 狂牛病の海綿状脳症はプリオンと名付けられたタンパク質の異常発生による脳神経組織の破壊。あれからかなり経ち、アメリカ牛肉も以前と同じように消費されている。ある牛丼屋さんはアメリカ牛でないとあの味は出せないと言っていたのを思い出すし、食人肉習慣のあった種族にヤコブ病が多発しているとも云われた。牛豚達が肉骨粉で肥育されていたのも知っている。農家は生育が良いと言っていた。随分昔のような気もする。→

  • Nobu A

    福岡伸一先生著書3冊目。80年代後半、狂牛病が盛んに報道されたのが記憶にあるだけで当時はあまり関心がなかった。恥ずかしながら「プリオン説」も初耳。相変わらずの文才で興味を唆る出だし。97年ノーベル生理学・医学賞受賞のスタンリー・プルシナーへの反証を試みる。「もしかしてノーベル賞狙ってんの」「何で一般書で」と疑問に思いながら読み進める。後半の専門的な話は若干難しかったが、本著の最大の功績は科学が可謬性だと示したこと。最後に執筆理由を明かし、科学者としての矜持を垣間見た。本著も映画化して欲しいぐらいの面白さ。

  • ZAKI★

    大学でプリオン病に関する講義を受けたことがあるが、その時の衝撃(というよりも理解不能の方が近いか)は今でも覚えている。今ではある程度世間でも受け入れられつつある概念だが、その道のりは多くの研究者の地道な努力によるものだと思い知らされた。また本書で触れられていたカニバリズムや肉骨粉によるCJDの拡大、同性の接触で感染しやすいエイズ、その他近親交配による劣性遺伝の顕在化など見ると生物としての基本原理から外れないようにする何らかの機構が備わっているのかと思ってしまう(今の時代少し問題になる発言かもしれないが)。

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