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次の震災について本当のことを話してみよう

福和伸夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788715363
ISBN 10 : 4788715368
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

国民の半数が被災者になる可能性がある南海トラフ大地震。それは「来るかもしれない」のではなくて、「必ず来る」。関東大震災の火災、阪神・淡路大震災の家屋倒壊、東日本大震災の津波。その三つを同時に経験する可能性がある。首都圏を襲う大地震も懸念される。軟弱な地盤に林立する超高層ビル。その安全性は十分には検証されていない。見たくないものを見る。それが最悪を防ぐための出発点。「社長や株主に報告するため」のBCPはダメ。「差し障りがあること」をホンキで話す!今すぐ、家庭でできることもたくさんある。カタストロフィーを生き残るために。ホンネで語る「攻める防災」!

目次 : 序章 見たくないものを見る/ 1章 危険な都市、危ないビル/ 2章 次の大震災の光景/ 3章 「未曾有」は繰り返す/ 4章 すぐできる対策とホンキの対策/ 終章 意識を変えれば何でもできる

【著者紹介】
福和伸夫 : 1957年生まれ、名古屋市出身。名古屋大学教授・減災連携研究センター長、あいち・なごや強靭化共創センター長、工学博士、日本地震工学会会長、中央防災会議作業部会委員、地震調査研究推進本部政策委員長など。81年3月名古屋大学大学院工学研究科修了。同年大手建設会社入社。91年名古屋大学に転じ、2012年1月より現職。専門は、建築耐震工学、地震工学、地域防災。早期の耐震化を強く訴え、小泉純一郎政権時代には防災の国民運動作りの原動力となった。研究のかたわら、耐震教材を多数開発し、全国の小・中・高等学校などで「減災講演」を続けている。巨大な建物を実際に揺らすことのできる世界に類をみない研究・展示施設、名古屋大学「減災館」はその結集とも言える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アキ

    本書は2017年。名古屋大学の減災館にあいち・なごや強靭化共創センターをオープンした時期。著者は建築会社に勤務後、阪神・淡路大震災を経験して防災をテーマとした研究者となった。建築基準法の第一条に「最低の基準を定める」と謳っている通り、耐震性よりコスト重視で経済優先の方策を取ってきた。そして今、首都直下地震や南海トラフ地震、富士山の噴火などが予想されている。「文明が進めば進むほど、天然の暴威による災害がその劇烈の度を増すという事実がある」寺田寅彦の関東大震災後の言葉を教えとして、減災の行動をとるべきである。

  • きみたけ

    著者は名古屋大学教授で減災連携研究センター長の福和伸夫先生。建築耐震工学・地震工学専門、地域防災に関わる教育にも携わる。想定される南海トラフ地震の概要説明から、地震を「我がこと感」としてとらえてもらうための工夫、名古屋の大手企業と立ち上げた「ホンネの会」での防災対策活動、一般家庭における効果的な防災対策紹介など、被害を最小限にとどめるための提言をまとめた一冊。プリンの上に刺したキノコの山とタケノコの里で揺れ方の違いを説明していて、思わず笑ってしまいました😄

  • 百太

    脅された。脅される。ここまで心配しなくてもいいじゃん、などと逃げを打ちたいが。 これは、一読する事をお勧めする本です。解りやすく興味もちやすい書き方している防災本です。

  • yyrn

    地震活動期に入ったと思われる日本は、これからの50年、100年を国として如何に生きつなぐか。東日本大震災の教訓が忘れられつつある現在、警鐘を鳴らしてくれる良書だと思う。ぜひ多くの人に読んでもらい、来るべき南海・東南海・東海地震や首都直下地震の壊滅的な災害に備えて、防災行動をひとつでも具体的にとってもらいたい。作者は家具の転倒防止を全世帯がするだけで(積み上げれば)計り知れない軽減効果があると言い、また学者肌の寺田虎彦よりも防災の実践者だった今村明恒を高く評価している。言い続けてくれるリーダーが必要だとも。

  • zel

    なかなか厳しい。見たくないことだし、言い訳したくなる。けど、みんなが少しの努力で大きな力になるのではとも思わされる。自分にできることをきちんとすること!俯瞰することが大切かな

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