蟲虫双紙 ちいさなイノチのファンタジア

福井栄一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784875025412
ISBN 10 : 4875025416
フォーマット
出版社
発行年月
2022年04月
日本
追加情報
:
218p;18

内容詳細

昆虫ばかりがムシじゃない。クモやムカデ、ミミズやカエルもムシはムシ。偉そうに気取っては見せてもニンゲン様だって、所詮はムシの端くれ。そんな曲者ぞろいが、天地を舞台に大活躍。ムズムズ、モゾモゾ、ワクワクする、物語の標本箱。

目次 : 無脚の章(なめくじ―蛞蝓/ かたつむり―蝸牛 ほか)/ 四脚の章(いもり―井守/ かえる―蛙 ほか)/ 六脚の章(しらみ―虱/ のみ―蚤 ほか)/ 多脚の章(くも―蜘蛛/ むかで―百足 ほか)

【著者紹介】
福井栄一 : 上方文化評論家。1966年、大阪府吹田市生まれ。京都大学法学部卒。京都大学大学院法学研究科修了。法学修士。四條畷学園大学看護学部客員教授、京都ノートルダム女子大学人間文化学部非常勤講師、関西大学社会学部非常勤講師。朝日関西スクェア・大阪京大クラブ会員。上方の芸能や歴史文化に関する講演、評論、テレビ・ラジオ出演など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たまきら さん

    虫好きにはたまらない、虫の種類ごとに日本の様々な古典を紹介してくれている本です。自分的にはハチの部分を読むだけでも大変価値がありました。あとしおりひもがとてもかわいいイモムシ色で太めなのも好み!大満足な一冊です。

  • itokake さん

    虫に関する昔のお話。出典は江戸時代を中心に奈良時代から明治まで幅広い。短い話なので寝る前にちょうどいい。虫だけなく、蟲(ミミズ、イモリ、蜘蛛など)も扱うので、章立てが足の本数(無脚、四脚、六脚、多脚)になっているのが楽しい。私の嫌いな蛾が日本書紀にも登場していて、白い蛾が献上されたので封戸を増やしてあげたと。当時、アメリカシロヒトリはまだ日本にいないから白い蛾は珍しかったんだろうか。ある植物が虫に化成すると大真面目に書かれている。冬虫夏草でも見つけたんだろうか。虫好きには面白い本だった。

  • Kira さん

    図書館本。昆虫ばかりでなく、爬虫類や両生類も含めた虫の生態にまつわる珍談奇談集。根岸肥前守の『耳嚢』、松浦静山の『甲子夜話』からの話もあり、楽しませてもらった。松浦静山が『耳嚢』を意識していたと思われる記述が面白かった。蛙の合戦に関する話が多いのも興味深い。合戦をするほど大群の蛙を、現代の日本で見ることはできるだろうか?

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく  さん

    脚の多さで章立てになっている虫たちの昔話。 『 無脚の章ーなめくじ / かたつむり / かいちゅう / すんぱく(さなだむし)/ ひる 四脚の章ーいもり / かえる / とかげ / やもり 多脚の章ーくも / むかで / げじ / ふなむし 』

  • トーコ さん

    面白かった。 有り得ない話しに思わず笑ってしまった。 他のシリーズも読みたい。

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福井栄一

上方文化評論家。四條畷学園大学客員教授。大阪府吹田市生まれ。京都大学法学部卒。京都大学大学院法学研究科修了。法学修士。日本の歴史・文化・芸能・民俗に関する講演を国内外でおこない、テレビ・ラジオなどマスコミ出演も多数。剣道二段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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