近世ヨーロッパ史 世界を変えた19世紀 ちくま学芸文庫

福井憲彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480092991
ISBN 10 : 4480092994
フォーマット
出版社
発行年月
2010年06月
日本
追加情報
:
15cm,284p

内容詳細

ヨーロッパの近代は、その後の世界を決定づけた。現代の繁栄も混迷もここに発し、21世紀になってなお世界が解決に苦闘する難題もまた、ここに源をもっている。では、なぜそのようなことになったのだろうか。教科書で習った近代ヨーロッパの重大事件、アメリカ合衆国の独立や、フランス革命、産業革命などは、私たちの生きる現代世界にどのような影響を与えているのだろうか。複雑で多様な要素からなる歴史を解きほぐし、個々の出来事の知識だけからは計り知れない近代ヨーロッパのインパクトの意味と深さを、平明かつ総合的に考える。

目次 : ヨーロッパによる海外進出の開始/ 世界交易における覇権争い/ 一八世紀における社会経済と政治/ 「啓蒙の光」と近代思想の誕生/ 人口増加の開始から「移動の世紀」へ/ 革命に揺れる大西洋世界/ ウィーン体制と四八年諸革命/ 工業化と社会の変容/ 農村のヨーロッパと都市のヨーロッパ/ 科学技術の実用化と産業文明の成立/ 様々な帝国主義/ 第一次世界大戦という激震/ 歴史文化の継承と芸術的創造/ 近代ヨーロッパの光と陰

【著者紹介】
福井憲彦 : 1946年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、学習院大学長。フランス近現代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ラウリスタ〜 さん

    放送大学教材をもとにしたもの。ヨーロッパの世紀であった19世紀を中心に。人口、工業化、都市化の各国比較の表が面白い。人工面では、1800年にはフランスとオーストリアが二大大国だったのが(ロシア除き)、100年でイギリス、ドイツの激増、フランスのみ早くも伸び悩み(だから世紀末仏ではドイツに勝つための多産という議論が)。農業人口は、イギリス、ドイツでは激減するが、フランスでは半分にも減らない。イギリスに遅れ、ドイツに完全にキャッチアップされる仏。政変の多さも一因。フランスの変化は直線的でドイツは指数関数的か

  • とうゆ さん

    近代ヨーロッパ史がトピックスごとにコンパクトにまとめられている。普通の教科書よりは面白いかな。

  • かんがく さん

    既視感あると思ったら昨年読んだ同作者の興亡の世界史シリーズの1冊とほぼおなじ内容だった。

  • うえ さん

    歴史は繰り返される、とレーニンが考えはじめた端緒。「ヨーロッパ外への投資が…1870年代から拡大していくことになる。これはレーニンによる帝国主義の定義、すなわち資本主義の最高段階としての独占と金融資本による支配、という理解の仕方の根拠となった状態である。ただし、レーニンはマルクス主義的な唯物史観にもとづいて、第一次世界大戦下のヨーロッパ情勢を分析し、つぎは自分たちの社会主義の出番だ、ということをいわんがために、このような定義を提起した、という点には注意しておこう」

  • クレストン さん

    フランス近現代史が専門の方による近代ヨーロッパ史の概説書。元は放送大学のテキストであった。変遷を順にたどる内容ではなく、章ごとに思想、経済、農業・都市、文化などに分けられて解説されている。連続性は薄めなので気になる・興味がある部分だけ読んだりすることなどができる。また、先のとおり元は教科書なのでフラットな視点で書かれているので、作者の主張が強くて気になる...みたいな事もないと思います。入門書として読むのにちょうど良い本です。

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人物・団体紹介

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福井憲彦

学習院大学名誉教授。公益財団法人日仏会館名誉理事長。1946年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専門は、フランスを中心とした西洋近現代史。2018年、フランスより国家功労勲章シュヴァリエに叙された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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