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障害のある子の親である私たち

福井公子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865000153
ISBN 10 : 4865000151
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2013
Japan

Content Description

障害がある人は家族が面倒をみて当たり前、そんな貧しい福祉をカモフラージュするのが、美談や家族愛の象徴として捉えてきた社会の眼差し。そしてその眼差しをそのまま内在化させ疲弊していく多くの親たちがいる…。重い自閉の子をもつ筆者が、親同士のおしゃべり会を通して気づきを深め合ってきた、「私」のそして「私たち親」の息苦しさとその解き放ちの物語。

目次 : 第1章 とらわれる―「障害のある子の親」という呪縛/ 第2章 向き合う―子ども・障害・社会/ 第3章 超える―成長・発達・働くという神話/ 第4章 惑う―時代という流れの中で/ 第5章 解き放ち―母親同士の語りをとおして/ 第6章 向かう―あるべき社会へ

【著者紹介】
福井公子 : 徳島県阿波市在住。重い自閉症で知的障害がある37歳の次男と暮らす。2005年から阿波市手をつなぐ育成会会長。月に一度、地元の保健センターで「おしゃべり会」を開催し、親同士の自由な語り合いの場や家族支援ワークショップなどを企画している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ねぼ

    図書館本。自閉症の子を持つ著者。「こどもが成人してもこどもと一体化したまま」以前養護学校の文化祭で演奏したときに目の当たりにした光景を表した言葉のように感じました。要再読。

  • azuazu1011

    言葉ひとつひとつが重かった。しかし赤裸々にマイナス感情面も語る、すべてを丸ごと受容の意味、私ではなく私たち、など、語りかけがどんどん入ってくる。『私たち障害のある子の親は、社会に潜む能力主義や優生思想、母性神話によって知らず知らずのうちに自信を失っていきます。その状況に気づき自分自身への尊敬を取り戻すこと。それが何よりも必要なのではないかと思うのです。』

  • tu-ta

    本の帯には以下のように書いてある。「『親亡き後』という言葉が私は嫌いです。でも、口に出すことができませんでした。どうして言えないのか。私の口をふさぐものは何か」。そのような話でもあり、ところどころにラディカルな問があり、ハッとさせられるのですが、Web連載を読めばわかるように、読みやすい文章で、語りかけられているように感じます。 2013/10/19 に読書メモを書いていました。http://tu-ta.at.webry.info/201310/article_4.html

  • しょう

    障害のある人の親の本音をきけてよかった。障害者施設で障害のある人やその親と接する機会はあっても、どんな想いを抱いているのかとか、見えない実状はどうだとかいう事は知り得ないし、自分の誤った思考や行動を指摘してもらえない。「人は必ず成長する」「人は良いところが必ずある」「知的障害者が貢献できる社会的役割がきっとある」、という考えは危険なんだ。 障害のある人の親が疲弊している様子を事細かに知れた。親として障害者を支える役割があまりにも重い。社会全体が担うべき。現状はどうなっている?自分は何ができる?

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