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証言 零戦 生存率二割の戦場を生き抜いた男たち 講談社+α文庫

神立尚紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062817059
ISBN 10 : 4062817055
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昭和16(1941)年12月8日、真珠湾攻撃に出撃した搭乗員は770名。そのうち、生きて終戦の日を迎えたのはその約二割にあたる148名に過ぎない。これは真珠湾攻撃に限ったことではなく、この戦争で実戦に投入された搭乗員全体の生存率も二割に満たないのだ。過酷な最前線の空で戦い続け、かろうじて生き延びながら、口を閉ざし続けた大正生まれの若者たち。彼らが、最後に語った戦争の真実とは!?

目次 : 第1章 三上一禧―「零戦初空戦」で撃墜した宿敵との奇跡の再会/ 第2章 田中國義―「日本海軍一」と言われた、叩き上げ搭乗員のプライド/ 第3章 原田要―幼児教育に後半生を捧げたゼロファイター/ 第4章 日高盛康―「独断専行」と指揮官の苦衷/ 第5章 小町定―真珠湾から海軍最後の空戦まで、大戦全期間を戦い抜く/ 第6章 志賀淑雄―半世紀の沈黙を破って/ 第7章 吉田勝義―豪州本土上空でスピットファイアを圧倒/ 第8章 山田良市―ジェット時代にも飛び続けたトップガン

【著者紹介】
神立尚紀 : 1963年、大阪府生まれ。日本大学藝術学部写真学科卒業。1986年より講談社「FRIDAY」専属カメラマンを務め、主に事件、政治、経済、スポーツ等の取材に従事する。1997年からフリーランスに。1995年、日本の大空を零戦が飛ぶというイベントの取材をきっかけに、零戦搭乗員150人以上、家族等関係者500人以上の貴重な証言を記録している。NPO法人「零戦の会」会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • yamatoshiuruhashi

    零戦を駆って戦い生き抜いた人々のインタビューにより構成された一冊。人が死ぬことをどう乗り越えてきたのか。その重たい事実に真剣に読み入ってしまう。

  • takam

    海軍の航空部隊に所属して日中戦争から太平洋戦争を戦った生存者たちの老後の回顧録といったところ。仲間や上司、部下が死んでいく中、戦況が悪化していく中、故郷のために戦う姿に対して、海軍を選んだ理由が「空を飛びたかった」という少年的な好奇心という点が対照的だった。「空を飛びたかった」から海軍を選んだ少年たちは、アメリカと戦うなんて思ってもいなかったはずだ。零銭や紫電改についての感想を聞かれて熱心に答える姿などは、年老いても飛行機少年のようだったことが印象的だった。

  • roatsu

    この先輩方、戦死された先人達に顔向けできない国にしてはならないと改めて強く思う。海軍戦闘機隊員としての壮絶な戦歴だけでなく苦難の中懸命に、誠実に戦後の日々を歩んだそれぞれの心と生き様にこそ目を向けてほしい。後世の我々への偉大なお手本だと思う。どの証言もかけがえないが特に志賀少佐、日高大尉のこれだけまとまった証言に触れられたのが個人的に嬉しい。戦前戦中の皆さんの写真も収録されているが、戦友達も含め朗らかで屈託のない良いお顔の写真ばかり。怜悧さと凄味を秘めた若き日の志賀少佐のイケメンぶりは本当にかっこいい。

  • ゆうか

    このシリーズを全作読みましたが、いずれも貴重な証言集だと思いました。 月並み以下の言葉ですが、あの時代を生きていらした方一人一人に色んな物語があるのだと再確認できました。 これらを世に出してくれた著者には感謝しますが、Twitterや文中から徐々に著者本人の自己顕示欲のようなものが見て取れるようになってしまい、もう新刊が出ても読むことはないだろうなと思います。

  • ペンギン発電所

    あの頃の人達が望んだものを、今の私は全て持っている気がします。

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