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我拶もん

神尾水無子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087718621
ISBN 10 : 408771862X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan

Content Description

「俺ら素町人の底力を、とくと見やがれ」江戸で人気を誇る、売れっ子で女たらしの陸尺・桐生。四角四面で融通が利かず、領主に忠実な近習・小弥太。身分も性分も相容れない、二人の因縁の出会いとその行方は―。第36回小説すばる新人賞受賞作。

【著者紹介】
神尾水無子 : 1969年、東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • えんちゃん

    こちらもすばる文学賞。江戸時代。超強気ド派手唯我独尊男イケメン陸尺・桐生の挫折と再生物語。陸尺とは大名を籠に乗せ担ぐ仕事人のこと。寛政の大雨の描写は鬼気迫るものがあるし、ストーリイはテンポよくて面白いけれど、登場人物全員の性格に引っ掛かりを感じてちょっと乗り切れなかった一面も。最後にバディになる感じは好み。結論、どんなにイケメンでも感謝の気持ちを持たなければ社会では通用しません。今も昔も。

  • アイシャ

    大名の駕籠を担ぐ陸尺に見栄えのいい男性が求められていたということは知らなかった。桐生は背も高く顔もよく、女性にももてる陸尺の華的存在。しかし陸尺たちがからむ喧嘩に巻き込まれてその評判を落とし、その後大水で流されて右手が使えなくなってしまう。陸尺として生きていけなくなった桐生は魂が抜けてしまうのだが。なぜか有馬家のお殿様やその姉に気に入られたりする謎。大水の後の展開が散漫な気がした。

  • rosetta

    ★★✮☆☆36回小説すばる新人賞。大名の籠を担ぐのはその家に雇われる国抱えと、江戸市中で臨時に各家に使われる江戸抱えがいた。その中でも背が高く見栄えの良いものは引っ張りだこで、江戸者の粋を体現する大人気ものであった。まあ江戸には火消しとか相撲取りとか勿論役者とか人気者が沢山いたのだね!新しい着眼点はいいと思うが文章も熟れてないし内容はまるで退屈。こういうものを選ぶ選考委員の見識さえ疑いたくなる

  • 信兵衛

    展開に、都合の良すぎる処、かなり安易と感じたり粗い部分はありますが、ストーリー運びは達者で流暢、飽きることがありません。 また、桐生にことごとく反発する堅物の小弥太とのやりとりはたっぷり楽しめますし、粧香の小気味よい啖呵も痛快。 これぞ時代小説系エンターテインメント! 楽しめます。

  • kosmos

    駕籠を担ぐ陸尺にランクがあることを初めて知った。この本の主人公の桐生は最も格上の上大座配。大柄で見目も良い売れっ子だ。ただ女たらしで喧嘩っ早く、他人には常に上から物を言う。なんだこの男は!と思いながら読んでいたけれど、嫌いになり切れない不思議な魅力があった。深川芸者の粧花が終始かっこいい。

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