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特攻隊員たちへの鎮魂歌(レクイエム)

神坂次郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569643984
ISBN 10 : 4569643981
Format
Books
Release Date
August/2005
Japan

Content Description

特攻の若者たちが戦火の裡に斃れてすでに60年。著者がひたすら書き続け、書き継いで22年、「今日われ生きてあり」シリーズここに完結。「と号空中勤務必携」「軍人勅諭」「戦陣訓」などの秘蔵資料も収録。

【著者紹介】
神坂次郎 : 昭和2年(1927)和歌山市に生まれる。昭和17年(1942)学業半ばにて東京陸軍航空学校(甲種)を志願。昭和18年4月入校。のち各飛行基地を転戦。特攻編成基地の群馬県館林から鹿児島県知覧特攻基地を経て、愛知県小牧基地にて敗戦。戦後、劇団俳優座演習部など演劇関係を転々とするもやがて帰郷。以来、土木技師として建設業に身を置くこと24年間。その間に歴史小説を書きはじめる。昭和33年(1958)『鬼打ち猿丸』で大衆文学賞を受賞。昭和57年(1982)第2回日本文芸大賞を受賞。昭和59年(1984)『元禄御畳奉行の日記』(中公新書)が各界の話題となり、ベストセラー、ロングセラーとなる。文化庁の地域文化功労(芸術部門)賞を受賞。平成10年(1998)(社)日本ペンクラブ理事。平成14年(2002)『南方熊楠賞』を受賞。文化長長官表彰(芸術部門)。平成15年(2003)『特攻―還らざる若者たちへの鎮魂歌』(PHP研究所)を刊行。『長谷川伸賞』を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • なつきネコ@吠えてます

    小説資料本。元飛行兵の著作となる。特攻隊の逸話本となる。イメージするのは零戦兵器だが、他の兵器に乗った特攻隊員の話もあり勉強になった。あまり語られない戦前小説家の取材を行う話。戦後の小説家の生き方も勉強になった。山岡荘八が取材しているのは驚いた。明日、特攻する若者から一か月分の給料を見知らぬ取材員に渡すエピソードは泣けた。他に特攻隊員のと号空中勤務必携書に中途に還らねばならぬ時の項目に犬死してはならぬ、潔く還って来いと書かれている。これほ多くの映像作品で帰還者に辛く当たる話が多く聞いていたために驚いた。

  • 備忘録

    元飛行兵の著者が語る、特攻隊員たちの素顔。それは人知を越えた超人でも、悲劇的な英雄でも、残酷な戦闘マシーンでもなく、どこにでもいるごく普通の若者でした。詩を愛し、姉に甘え、母を想い、妻と子を想い、野球を愛した、未来ある青年達でした。美化も卑下もしたくありません。まだまだ幼さの残る学徒兵に、特攻を決意させてしまった過去を、忘れないようにしたいです。

  • かおりんご

    目新しい話はあまりない。しかし、資料はよかった。悪名高い戦陣訓や、特攻隊員極秘の勤務必携書など、当時のマニュアル本を読めたのはよかった。

  • えんもん

    一番泣けたのは、 当番兵をつとめていた老人の話。 その老人から話を聞き出すのに、話をすすめようとするたび、 「起床の時間であります」で、咳き上げ、唇をふるわせる、と。 この人は、毎日毎日 どんな気持ちで隊員たちを起こしてたんだろう と、想像するだけで泣いた。 当時の人たちは、たかだか20歳そこそこで、 なんて覚悟で生きていたんだろう。 時代が違うから・・・って突っぱねるのは簡単だけど、 なんでそんな若さで覚悟を持てたのかが不思議でならない。

  • 水浅葱

    「敗れて目覚める。それ以外にどうして日本が救われるか。その先導になるのは、まさに本望だ」日本の行く末が見えていても、それでも祖国の為、愛する者の為に散っていった人達がいた。そういう思いを、もっと知りたい、知らなくてはいけないと思った。

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