神保五彌 / 中村幸彦 / 棚橋正博

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世間胸算用 ほか

神保五彌 / 中村幸彦 / 棚橋正博

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093621885
ISBN 10 : 4093621888
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

江戸時代の庶民をいきいきと描く傑作小説

井原西鶴の傑作短編より、大晦日の庶民と借金取りとの攻防を描く『世間胸算用』と哀感迫る書簡体小説『万の文反古』、そして、十返舎一九の大ベストセラー、弥次さん北さんの珍道中『東海道中膝栗毛』を収録。

内容:
世間胸算用(セケンムネザンヨウ)、万の文反古(ヨロズノフミホウグ)、東海道中膝栗毛(トウカイドウチュウヒザクリゲ)

Content Description

原文の魅力をそのままにあらすじと現代語訳付き原文ですらすらよめる新編集。所詮この世は金次第、されど買えぬは人の心。井原西鶴の傑作短編と、抱腹絶倒!十返舎一九の弥次さん北さん珍道中!歴史小説をよむように古典文学をよむ。

目次 : 世間胸算用(長刀はむかしの鞘(巻一の二)/ 鼠の文づかい(巻一の四)/ 銀一匁の講中(巻二の一) ほか)/ 万の文反古(百三十里の所を十匁の無心(巻一の三)/ 京にも思うようなる事なし(巻二の三)/ 代筆は浮世の闇(巻三の三) ほか)/ 東海道中膝栗毛(発端(概略)(初編)/ 出発(初編)/ 金川(初編) ほか)

【著者紹介】
神保五彌 : 1923年、山口県生れ。早稲田大学卒。近世文学専攻。早稲田大学名誉教授

中村幸彦博士還暦記念論文集刊行会 : 1911年、兵庫県生れ。京都大学卒。近世文学専攻。1998年逝去

棚橋正博 : 1947年、秋田県生れ。早稲田大学卒。近世文学専攻。帝京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 井月 奎(いづき けい)

    『東海道中膝栗毛』を読みました。いやいや、駄洒落卑猥吝嗇噺のラップです。なぜかそれが嫌味ではなく楽しめるのですが、それは弥次喜多さんがあまりにも「あほう」だからでしょう。セレクトした編を現代訳でまず読ませて、原文をのせています。意味を知ってのちにもとの音律の良さを楽しめるようになっていて、二度三度と楽しめます。さて、西鶴も読みますか。

  • Tadashi_N

    平和な時代の文学。識字率の高さが前提である。

  • syota

    『東海道中膝栗毛』を読了。原文の一部を抜粋し現代語訳を付してあるが、割愛した部分は梗概が記されていて、ストーリーを追うのに問題はない。「滑稽本」の代表格だが、皮肉や風刺の要素は少なく罪のない道化による笑いが主体で、いわば「8時だヨ!全員集合」と同質の面白さだ。原文は会話の比重が大きく、しかも当時の話し言葉そのまま、方言(江戸弁も含めて)そのままなのが楽しい。特に京で魚屋と職人が喧嘩している場面など、上品なイメージのある京ことばでの悪口雑言に、思わずニヤリとしてしまった。

  • 瓜坊

    『世間胸算用』『万の文反古』も全編収録されていないが、それぞれちゃんと買おうと思うくらい面白かった。『世間胸算用』の歳末という時間設定は、金銭のために普段交わらなくてもいい人間とやり取りをしなくてはならない。利己心が極限まで増大するのに、建前や見栄は訪れる神をも欺く。日常では意識しづらいけれど人が金を動かすようで人々は金に動かされるということを再認識。必死に知恵を巡らして当座を乗り切ろうとする光景は悲しくて喜劇的で、この人間風景を眺めている距離がそれなりに保たれているというか、近くない。

  • まるる

    先日東海道を旅行する機会があり、せっかくなので東海道中膝栗毛だけ読んだ。旅のきっかけからもうしょうもないのだが、しょうもなくて、くだらなくて、大らかで、底抜けにポジティブな旅だ。似た者同士の二人が、行く先々で女に手を出し、やらかし、お金をすられ、お互いがそんなだから愛想をつかすこともなく、無事旅を終える。日本人は勤勉と言うが、江戸時代ってこんな自由だったのか。面白かった。

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