相棒 season10 上 朝日文庫

碇卯人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022647177
ISBN 10 : 4022647175
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
シリーズ
:
追加情報
:
331p;15

内容詳細

仮釈放中に投身自殺した男の遺書の中で名指しで罵倒された神戸尊が、杉下右京と共に事件の再捜査に奔る「贖罪」、女流歌人に頼まれて毒物入りの小瓶を調べるうち、彼女の婚約者の死に隠された真相が浮かび上がる「晩夏」、小馬鹿にしたような振る舞いで捜査員を悩ませるジャズシンガーの本性に迫る「ラスト・ソング」など6篇を収録。

【著者紹介】
輿水泰弘 : 1960年生まれ。フリーのコピーライターを経て脚本家デビュー

櫻井武晴 : 1970年生まれ。東宝のプロデューサーとして映画を手掛けた後、脚本家として独立

戸田山雅司 : 1962年生まれ。大学在学中から劇団「第三舞台」に参加。「奇妙な出来事」で脚本家デビュー

太田愛 : 大学在学中より始めた演劇活動を経て、1997年に脚本家デビュー。2012年に小説「犯罪者クリミナル」を上梓

碇卯人 : 1960年生まれ。鹿児島県の離島に暮らす某ミステリ作家の別名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 再び読書 さん

    今回は珍しく、心惹かれるエピソードが無かった。右京の拘りや、尊との論戦もしかり、唯一最初のエピソードが、尊の傷を抉る内容も含まれており、印象的であった。

  • 二分五厘 さん

    『贖罪』刑務所帰りの男が無実を訴えて自殺。裁判で証言した神戸尊の罪とは。たまきさん卒業回。『逃げ水』出所後に殺された男。被害者の遺族と加害者の家族、どちらの家族にも共通する願いとは。『晩夏』青い毒の小瓶の謎。過去と現在の服毒死を繋ぐ愛。意外に根気強い神戸君と右京さんの親不知。『ライフライン』経営難の運送会社社長が殺害される。回り回った輪が辿り着いた先は。『消えた女』劇場版のやよいさん再登場。『ラストソング』水谷豊vs研ナオコの騙し合い。今回は暗く重めな話ばかり。次は明るめ(陣川君回とかw)があるかな。

  • 十六夜(いざよい) さん

    仮釈放中に投身自殺した男の遺書の中で名指しで罵倒された神戸尊が、杉下右京と共に事件の再捜査に奔る「贖罪」、女流歌人に頼まれて毒物入りの小瓶を調べるうち、彼女の婚約者の死に隠された真相が浮かび上がる「晩夏」、小馬鹿にしたような振る舞いで捜査員を悩ませるジャズシンガーの本性に迫る「ラスト・ソング」など6篇を収録。

  • だまし売りNo さん

    神戸尊の過去の犯罪が明らかになるというサプライズも用意されている。冤罪で非難されるべきは予断や勇み足によって無実の人の人生を破壊した警察であるが、刑事ドラマでは正義の刑事が悪い刑事を糾弾するという展開に陥りやすい。その点で警察官の神戸が自分の犯した罪への痛恨と反省でまとめた『相棒』初回は、冤罪を扱う刑事ドラマとして秀逸である。

  • Richard Thornburg さん

    感想:★★★  さらりと読めてしまう、6篇で構成される短編集です。  前に読んだ時に登場していた亀山クンとはちょっと違うカラーの神戸クンですが、立ち位置がとても面白いと思いました。  どれも一捻りある犯行動機が興味深いところですが、個人的には『晩夏』が一番印象的でした。  最後の「ラストソング」も真相がわかったときに、かなりヤラレた感があって面白かったです。  中巻も楽しみです。

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