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駅と旅 創元文芸文庫

砂村かいり

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488803155
ISBN 10 : 4488803156
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

旅の始まりと終わりを見届けてくれて、行く場所であり帰る場所ともなる“駅” という場所は、いつも変わらずそこで私たちを待ってくれています。浜松、西宮、札幌、唐津、明洞、ポルト――六つの都市へ向かう列車を待つそれぞれの駅で、あるいは辿り着いた目的地で、どのような景色が見えるでしょうか。新しい物語への切符は今、あなたの手のなかにあります。六人の作家、六つの駅が旅の非日常へと誘う、文庫オリジナル・アンソロジー。

【著者紹介】
砂村かいり : 2020年『炭酸水と犬』『アパートたまゆら』で第5回カクヨムWeb小説コンテスト恋愛部門〈特別賞〉を二作同時受賞してデビュー

朝倉宏景 : 1984年東京都生まれ。2012年『白球アフロ』で第7回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞してデビュー。18年『風が吹いたり、花が散ったり』が第24回島清恋愛文学賞を受賞

君嶋彼方 : 1989年東京都生まれ。2021年『君の顔では泣けない』で第12回小説野性時代新人賞を受賞してデビュー

松崎有理 : 1972年茨城県生まれ。2010年「あがり」で第1回創元SF短編賞を受賞、同作を表題作とした短編集で書籍デビュー

額賀澪 : 1990年茨城県生まれ。2015年『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を、『屋上のウインドノーツ』で第22回松本清張賞を受賞してデビュー

鳥山まこと : 1992年兵庫県生まれ。2023年「あるもの」で第29回三田文學新人賞を受賞。建築士として活動しながら小説やエッセイを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みかん🍊

    駅と旅がテーマの6人の作家さんのアンソロジー、「そこに私はいなかった」野球部のエースの彼のため吹奏楽部の私は新幹線で甲子園に行くはずだったが台風の為の遅延で間に合わなかった、関東からは新幹線で移動の為そういう事も起こりうるんだ、「明洞発3時20分、僕は君に撃たれる」不倫で炎上した俳優とアイドルそして暴露した記者が韓国で偶然会い記者は二人の後を追う、不倫騒動では何故か女性がバッシングを受け仕事復帰も遅れるのは何故なんだろう、この2冊が印象に残った。

  • nemuro

    コロナ禍後、随分とご無沙汰な列車旅。先日乗車のJR富良野線「富良野〜旭川」往復が半年ぶり。タイトルと早川世詩男氏のカバーイラストが気になり購入。6人の作家、6つの駅が旅の非日常へ誘う文庫オリジナル・アンソロジー。@「きみは湖」(砂村かいり)、A「そこに、私はいなかった」(朝倉宏景)、B「雪花の下」(君嶋彼方)、C「東京駅、残すべき」(松崎有理)、D「明洞発3時20分、僕は君に撃たれる」(額賀澪)、E「辿る街の青い模様」(鳥山まこと)。@BEは初遭遇の作家。うむっ悪くない。本書にて創元文芸文庫の創刊を知る。

  • アーちゃん

    2025年発行。初出『紙魚の手帖』四編&書下ろし二編。砂村かいり「きみは湖」は再読。面白かったのは気が合わない義姉と東京から北海道へ出て行った夫と子供達に会いに行く君嶋彼方「雪花の下」、東京駅がロボットとなり、小学生二人を乗せてドーナツ状の”もののけ”を調伏する松崎有理の書下ろし「東京駅、残すべし」。砂村さんと君嶋さんは立場こそ違え、女性二人が一緒に行動する形で、主人公と行動を共にするのが片やテンポの良い女性、片や鈍くさい女性と違いはあれど、どちらも会話が上手くて面白かった。

  • もぐもぐ

    タイトルどおり旅や駅が絡んだ人生模様のアンソロジー6編。砂村かいりさん、君嶋彼方さん、額賀澪さん目当てで手に取った。三作品とも面白かったけど、初読みだった朝倉宏景さんの、甲子園に出場する彼氏の応援に台風で行けなかった吹奏楽部の女の子の『そこに私はいなかった』が一番好き。どれもちょっと前向きな終わり方で気持ちよかったです。

  • minami

    旅に出たくなるアンソロジー。最近推しの砂村作品に惹かれて読んでみる。6編のうち前半はシスターフッドの物語に応援したい気持ちが溢れ、結末もとても清々しかった。駅と旅のタイトルどおりにどちらも重要なアイテムで、私はどの物語も好みだった。旅に出て自分自身を振り返る。日常ではない場所で非日常を味わうのは新鮮な気持ちになる。頭の中にモヤモヤするものがあったとしても、それがちっぽけなものに感じることだってある。初読みの鳥山作品が好みだったので、他作品も読んでみたい。とにかく旅に出てリフレッシュしたくなる楽しい読後感。

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