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形容詞を使わない大人の文章表現力

石黒圭

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784534055415
ISBN 10 : 4534055412
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2017
Japan

Content Description

「ほめ言葉」はより盛り上げて。「否定の言葉」はより柔らかく。国立国語研究所教授=日本語のプロが教える自分の気持ちを上手に伝える文章表現=レトリックのテクニック!語彙を増やせばもっと伝わる!

目次 : 第1部 大雑把な発想を排する―直感的表現から分析的表現へ(あいまいさを避ける“限定表現”(「すごい」「おもしろい」のあやふやさを避ける)/ 個別性を持たせる“オノマトペ”(「おいしい」「痛い」のありきたりを避ける)/ 詳しく述べる“具体描写”(「かわいい」「すばらしい」の手軽さを避ける))/ 第2部 自己中心的な発想を排する―主観的表現から客観的表現へ(明確な基準を示す“数量化”(「多い」「さまざま」の相対性を避ける)/ 事情を加える“背景説明”(「忙しい」「難しい」の根拠不足を避ける)/ 出来事を用いる“感化”(「はかない」「せつない」の感情表出を避ける))/ 第3部 ストレートな発想を排する―直接的表現から間接的表現へ(表現を和らげる“緩和”(「嫌いだ」「まずい」の鋭さを避ける)/ 裏から迫る“あまのじゃく”(「くだらない」「つまらない」の不快さを避ける)/ イメージを膨らませる“比喩”(抽象性を避ける))

【著者紹介】
石黒圭 : 1969年大阪府生まれ。神奈川県出身。国立国語研究所研究系日本語教育研究領域代表・教授、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ココロ

    ★★★☆ 書き言葉でも話し言葉でも、無意識に多用してしまっている『形容詞』。 形容詞を使うことで、思考を止めてしまっていたなと反省。 「気持ちを形容詞のまま伝えても、読み手に気持ちが伝わらない。形容詞を動詞に変えて、出来事として描写したときに初めて読み手に気持ちが伝わる。」この言葉に、ハッと気づかされた。 形容詞を使いそうになったら、その言葉を一旦引っ込めて、「動詞に変えてみるなら?具体的に描写するなら?」と考える癖をつけていこう。

  • hk

    …「凄い」「ヤバい」「嫌い」…形容詞はよくよく考えてみれば単なる結果に過ぎない。一方で動詞はプロセスであり原因だ。そして読者は結果(形容表現)だけを知らされても共鳴できない。なぜなら読者が感情移入するのは、ものごとのプロセス(動詞表現)を読み聞きして自身の経験とつながった場合だからだ。よって他人様に自分の思いを伝えるためには、形容詞ではなく動詞を適切に用いた言葉が必要となる。極論すれば形容詞は「思考停止」の下地になっているのだ。 …本書はこういった論法のもと、形容詞を極力使わない文章を手ほどきしている。

  • ルル

    子どものうちから表現力は鍛えられるので、大人がオノマトペ含め伝えるのも教育のひとつだ、と感じました(*^^*)

  • どらぽん

    本書は「すごい」「すばらしい」「幸せ」「多い/少ない」「切ない」などの意味が広く取れる言葉をどう具体的にしていくか、問いと答えの形式で説明してくれる。読メで感想を書いていると、なんだか自分の文章味気ないと思うことがよくある。きっと褒めるときに「好き」と「よい」ばかり使ってしまうからと思いつつ、変わる表現がパッと出てこない。この本の力を借りれば、思うに至った背景を添えたり、オノマトペで表現したり、比喩を使ったり、思いの丈を数値化したりできそうだった。読みやすかったので、同著者の接続詞の本も購入した。

  • minami

    仕事の日は、業務日誌なるものを書かなくてはなりません。毎回そうそう、特筆するような大きな出来事(あったら大変!だけど)もないので、気を付けないと小学生みたい⁈な文章になってしまいます。そこで読んでみました。形容詞を連発しない。ただ「かわいい」でなくて具体的に明確に表す。ストレート過ぎる表現(嫌い)(不味い)の鋭さを避ける。イメージを膨らませて比喩を使う。この章の例に村上春樹先生、海辺のカフカが引用されてました!当たり前な事ですが、心に留めておきたいです。明日からの日誌に活かすぞ。このレビューにも?

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