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輪廻転生の謎 -知られざるダライ・ラマ-扶桑社新書

石濱裕美子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594075033
ISBN 10 : 4594075037
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ある日本人が出遭ったチベット僧と奇跡の「転生」物語。生死のシステムに迫る必読の書!門外不出の秘法がこの一冊に!

目次 : 第1章 中国に滅ぼされた観音菩薩の国(仏教の転生思想/ 理性的なチベット仏教 ほか)/ 第2章 チベット亡命政府と難民社会(バクサ難民収容所での僧侶たち/ 難民社会の民主化 ほか)/ 第3章 チベット密教の世界(ダライ・ラマが決める高僧の進路/ 密教経典とその継承者たち ほか)/ 第4章 日本人の弟子と施主(平岡英信と清風学園/ 日本人とチベット密教の出合い ほか)/ 第5章 ガワン先生の死と再生(叔父の生まれ変わり/ 死の瞑想 ほか)

【著者紹介】
石濱裕美子 : 早稲田大学文学研究科史学科(東洋史学専攻)後期課程単位取得退学。文学博士。日本学術振興会特別研究員を経て、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。チベット仏教世界(チベット・モンゴル・満州)の歴史と文化を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 門哉 彗遙

    この本は、もちろんダライ・ラマ14世について書かれているが、もう一つの筋は、14世の弟子のロプサン・ガワンと清風学園の平岡宏一との物語だ。平岡はガワンの師となるのだが、ガワンが癌になってこの世を去ってしまう。高僧だったので生まれ変わりを探すことが許され、ネパールに住む3歳の子どもが生まれ変わりとなって育て始められたところまで描かれている。私たちが住むこの俗世間とはまったく違う世界があることを教えられた。

  • Åκ

    世界は何故、チベット問題に目をつぶって来たのか。ダライ・ラマは、中国にさえ、発展途上の中国を非難してはならないと言う。共産党より長生きするよ、意味深な一言と思う。チベット仏教は、人間として守り続けなければならない素晴らしい叡智である。

  • くるた

    チベット仏教の成り立ち、“国”という視点でみるチベット、僧侶たちの暮らしと師弟制度、転生について。これらについて、とても丁寧に易しく書かれています。教義はよくわからないけどチベットの現状に同情している、ダライ・ラマが好きという人(私です)にはとても読みやすい本です。転生制度をまさしく“制度”として機能させているチベット仏教社会は、密教という神秘主義的イメージに反して、非常にシステマティックな集団だと思います。ダライ・ラマの他宗教を尊重する姿勢や、実は理系脳?と思わせる言動の数々、やっぱり魅力的です。

  • やしの実

    #2016年9月1日第1刷発行で読みました #★★★★★ * チベット僧の転生相続制を20年にわたり取材 * #1990年チベット密教の大本山ギュメにおいて、 ロプサン・ガワン師(1937‐2009) #について密教を学び始めた日本人、 #平岡宏一氏(現・清風学園校長)は師を看取り、 #2014年恩師の生まれ変わりとインドのガンデン大僧院で再会した。 #この貴重な場面にも同行した著者が、 #20年にわたる関係各位への取材、 #清風学園に所蔵されている記録映像、 #チベット語史料に基づき、 #ダライラマ法王

  • Hisatomi Maria Gratia Yuki

    タイトルと副題の「チベットの『生まれ変わり』の謎を解く」からオカルト本のように思いきや、中身はチベット仏教の転生の謎よりも、チベット僧師弟の熱くて厚い関係が描かれる。なお、前半はチベットがどう亡国し、チベット亡命政府がどう成立し、運営されているかがわかる。チベット仏教の高僧の、自身の死に際しての態度には、先日見舞った点滴のみで生きているはずの老齢の修道女が、朗らかにお喋りしつつ、頻りに「あなたたちの幸せをお祈りします。わたし、それしかできないから」と笑っていたのを重ね合わせ、信仰の力の共通性を思った。

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