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飛鳥 藤原

石川直樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909179128
ISBN 10 : 4909179127
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新しい過去
多様な民族とともに生きた人びとの気配に満ちている。
石と水がつなぐ、2つの宮都にはじまる土地の記憶と記録。

奈良県の中央部に広がる飛鳥・藤原地域は、6世紀末〜8世紀初めの約100年間、飛鳥京と藤原京という2つの宮都が存在し、国づくりの礎が築かれた地です。
写真家・石川直樹は、5年間にわたってこの地をたびたび訪れ、ときには山の奥深くへと分け入りながら、古代の人びとの息遣いに耳を澄まし、現代まで続く営みの深部に迫るべく、撮影を繰り返してきました。
宮都にまつわる大きな史跡を辿る一方で、石川の視点は、まちのあちこちに残る不思議な石たち、豊富な水源、地元の祭祀に注がれます。
古墳時代から天皇を中心とした中央集権国家への転換という大きな歴史の流れと、多様な民族と混じり合いながら生きた市井の人びとの物語。両者を行き来する石川が出会った「新しい過去」とは。
写真を手がかりに現地を歩きたくなる、マップと年表(別刷)付きです。

解説:青柳正規、山田隆文


《著者情報》
石川直樹(イシカワナオキ)
1977年、東京生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。2008年『NEW DIMENSION』『POLAR』で日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞、2011年『CORONA』で土門拳賞、2020年『EVEREST』『まれびと』で日本写真協会賞作家賞を受賞。2023年東川賞特別作家賞。著書に『最後の冒険家』(開高健ノンフィクション賞)ほか多数。

【著者紹介】
石川直樹 : 1977年、東京生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。2008年『NEW DIMENSION』『POLAR』で日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞、2011年『CORONA』で土門拳賞、2020年『EVEREST』『まれびと』で日本写真協会賞作家賞を受賞。2023年東川賞特別作家賞。著書に『最後の冒険家』(開高健ノンフィクション賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • このみ

    飛鳥・藤原の宮都にまつわる遺産群、鄙びた美しい風景、巨石や石碑の写真集。旅行のスナップとして皆が撮るであろう対象が並んでいるのだが、素人写真では撮せない、空気と陰影が切り取られている。「三方小高い山に囲まれた飛鳥盆地を訪れると、胎内に回帰したような安らぎをいつも感じます。まさに何かが生まれ、育まれていく揺籃の地という感じがする」「自然との共生や規律、礼節といった古代の人々が大切にしたであろうもの、まさに日本の原風景がこの地の環境や遺跡の配置には凝縮されている」シルクロードの影響をうけ彼の地で花開いた文化。

  • チェアー

    「ここは都だったのだ」と土を見て思う。ここから「日本」というできたての「国」を思い、外の国とどう付き合っていくか、内外の人々とどう生きていくかを考える人がいた。彼彼女はその土や石を見て過ごした。墓を見て思った。ここは都だったのだ。

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