石川淳 辻邦生 丸谷才一 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集

石川淳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309728896
ISBN 10 : 4309728898
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
514p;20

内容詳細

闇市に現れた少年は神の子か狼か…石川淳「焼跡のイエス」、「国の守は狩を好んだ」に始まる王朝時代を舞台とした説話風物語「紫苑物語」、江戸人の精神に迫る「小林如泥」「鈴木牧之」「江戸人の発想法について」。“大殿”織田信長の日本人離れした心と行動を異国人の眼を通すことで浮かび上がらせた歴史小説・辻邦生「安土往還記」。種田山頭火をめぐる文学史ミステリ・丸谷才一「横しぐれ」、小説的趣向に満ちた「樹影譚」。王朝文学や江戸文芸、西欧文学を礎に、稀代のモダニストたちが精緻に築き上げた傑作群を収録。

【著者紹介】
石川淳 : 1899〜1987。東京生まれ。号は夷斎。東京外国語学校仏語部卒業。ジッドやアナトール・フランスなどの翻訳を行いながら放浪生活を送る。1937年「普賢」で芥川賞を受賞。戦後、「黄金伝説」「焼跡のイエス」など混乱した世相を描く作品を立て続けに発表。以降、江戸文芸を基盤とした該博な知識と教養、自在な想像力と文体をもって創作活動を続け、57年『紫苑物語』で芸術選奨文部大臣賞、81年『江戸文学掌記』で読売文学賞を受賞

辻邦生 : 1925〜1999。東京生まれ。東京大学仏文科卒業。1957〜61年渡仏、ヨーロッパ各国をまわる。帰国後、63年初の長篇小説「廻廊にて」で近代文学賞を受賞。史実を巧みに小説へと昇華させた長篇歴史小説を多く発表し、68年『安土往還記』で芸術選奨新人賞、72年『背教者ユリアヌス』で毎日芸術賞、95年『西行花伝』で谷崎潤一郎賞を受賞。学習院大学教授として長く教鞭も執った

丸谷才一 : 1925〜2012。山形県生まれ。東京大学英文科卒業。ジョイス『ユリシーズ』の共訳で注目を集めた後、1968年「年の残り」で芥川賞を受賞。小説、翻訳、評論、エッセイと幅広く活躍、文壇をリードした。72年『たった一人の反乱』で谷崎潤一郎賞、74年『後鳥羽院』(評論)で読売文学賞、85年『忠臣蔵とは何か』(評論)で野間文芸賞、88年「樹影譚」で川端康成文学賞を受賞。2011年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    この巻には、石川淳、辻邦生、丸谷才一の作品が収められています。 池澤さんの選ぶ作品はやはり若干マイナーな感じがするものが多い気がします。石川淳は「焼跡のイエス」「紫苑物語」「小林如泥」「鈴木牧之」「江戸人の発想法について」、辻邦生は「安土往還記、丸谷才一は「横しぐれ」「樹影譚」です。石川のあとの三作、と丸谷の「樹影譚」は随筆のような感じで私には初読ですが楽しめました。

  • 優希 さん

    文学の様々な要素が入っているのが面白い着眼点だと思います。江戸文芸、ヨーロッパ的視点、西洋モダニズム、古典。これだけ多岐に渡るジャンルが1冊におさめられているというのが贅沢ですね。中でも切支丹を描いた『安土住還記』が面白かったです。日本をヨーロッパの視点から見られるのが興味深い作品でした。丸屋才一を大樹にして編まれたということで、文学には向かない深い洞察に光を見ているような気がしました。

  • starbro さん

    池澤夏樹=個人編集 日本文学全集全30巻完読チャレンジ第十五弾です。ようやく半分まで来ました!三作家ともほとんど読んだことがありません。共通点は同世代で比較的長寿の作家だったということでしょうか?オススメは石川淳の「焼跡のイエス」と辻邦生の「安土往還記」です。パンクスで高校生の町田康が石川淳を愛読していたなんて初めて知りました。

  • たま さん

    丸谷の小説を読んでみようと手に取った。『横しぐれ』は、日本文学研究者の語り手が、父親が戦前松山で偶然出会った男が山頭火だったのではないかと調べるうちに父親の秘密を知る話。山頭火の句集、全集を調べて推理するところは面白く、山頭火その人の佇まいが浮かんで感心したが、父親の秘密が私には興醒め。語り手が秘密を知らなかったのも、秘密を知る契機も不自然。非常に深刻な内容なのに、その深刻さが作品内で充分に受けとめられず、意表を衝く趣向として弄ばれただけと感じた。『樹影譚』も同じく趣向自慢の軽薄さが目につく。

  • ぐうぐう さん

    今巻を読むと、この全集における池澤夏樹の編集方針がとても理解できる。それは、文学史の積み重ねにより新しい文学が生まれていくという実感だ。江戸文芸としての石川淳、ヨーロッパからの視点を用いる辻邦生、そして西洋モダニズムと日本の古典としての丸谷才一。特に丸谷の存在は、この全集の支柱としてあり、池澤にとっては灯台のような役割も果たしているはずだ。個人的には、辻の『安土往還記』がおもしろかった。欧州人から見た日本、そして信長のその新鮮な解釈は、私達に日本を再発見させる力を持っている。

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