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Thedaysafter 東日本大震災の記憶

石川梵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864100960
ISBN 10 : 4864100969
Format
Books
Release Date
June/2011
Japan

Content Description

被災現場に2か月間留まり続けたカメラマンの眼を通して静かに見つめ直す、未曽有の大災害と人間。全ての日本人の記憶にとどめるべき、現代の黙示録。圧倒的なイメージの塊が、見る者の心を深く揺さぶる1冊。

【著者紹介】
石川梵 : 写真家、ノンフィクション作家。1960年生まれ。人間と鯨の壮絶な闘いを捉えた写真集『海人』(新潮社)で写真協会新人賞、講談社出版文化賞写真賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 中玉ケビン砂糖

    「2011年3月11日。自分がどこで何をしていたかを覚えていないという人のほうがむしろ、恐らくは少ないだろう」と著者はまず切り出す。「悲痛な記憶」と言ったところで塵ほども言い足りないのはわかっているが、しかし。恢復と再生はどう言い繕ったところで「風化」の始まりでもある。人が語りはじめて書き始めた頃に、それはいわゆる「おはなし」になる。辛うじて抗うのが写されたものと映されたものだが、いずれはアーカイブ化されて平準なものになることを免れない。どんなに悔いても最後に残るのは「個人的体験」だけなのだろう。

  • ケニオミ

    まだ5年も経過していないにも係らず、薄れゆく東日本大震災の記憶。偶然図書館で本書を見つけたので、もう一度あの日の翌日はどのような状況であったのか知りたくなり、思わす手にしてしまいました。パラパラとめくっただけですが、意図してか、遺体が写されていないようでしたので、胸に迫り来るような惨たらしさはありませんでした。しかし、津波のパワーは十分知ることができました。喉元過ぎれば熱さを忘れる。言い古されたフレーズですが、海岸近くで大地震に遭遇したら、皆さん、そのまま山へ走りましょう。

  • ikedama99

    図書館の本、その場で読む。その前に読んだ「地図」が面であれば、このような写真集はその場所という「点」をさすのかもしれない。「面」ではわからないその場所の姿を、写真はえぐりとって見せてくれる。それは、数字では表現できない何かだと思う。筆者は、最初に「航空機」から見て衝撃を受け、その後、現地に向かったという。ある「面」から入って、そして「点」にせまった。その点のもつものの重さをとても感じた。土葬の写真での白木の墓名が衝撃的だった。

  • たまきら

    女川にて。現地で、実際に津波で押し流された場所に立ってあの日を生き延びたサバイバー達と一緒に話ながら見ました。「みんな大きい災害だと信じたくなかったんです」と、逃げなかった人たちについて彼らの一人がぽつんと言った言葉が心に刺さりました。

  • geki

    津波は全てを押し流した。黙祷。

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