鯨人 集英社新書

石川梵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087205787
ISBN 10 : 4087205789
フォーマット
発行年月
2011年02月
日本
追加情報
:
18cm,254p

内容詳細

インドネシアのラマレラ村は、銛1本で鯨を仕留める伝統捕鯨で知られている。漁師たちは人間の絆と能力を振り絞って、獲物を追う。約19年にわたりその太古鯨漁の詳細を取材した、雄渾なドキュメンタリー。

【著者紹介】
石川梵 : 1960年生まれ。写真家。東京都町田市在住。AFP通信社東京支局カメラマンを経て、フリーランス。辺境の民とその「祈り」の世界をライフワークに、これまで六〇カ国以上で撮影。内外の主要誌で作品を発表。写真集『海人』(新潮社)で日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞写真賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Tomomi Yazaki さん

    これは写真家・石川梵による、銛だけで巨大なクジラに挑む伝説の鯨捕りの記録である。舞台は今話題のフローレス島に隣接するレンバタ島。彼らが狙うのはマッコウクジラ。掲載されている数枚の写真からも、狩人の躍動感溢れる銛を打つ姿が、生きる力を感じさせる。又、狩られる鯨の眼も撮影しているが、つかみどころのない悲哀と絶望の慟哭が、その眼からダイレクトに伝わってくる。その島にも今、近代化の波が押し寄せていることに深い悲しみを覚えるのは著者だけではない。そしてこの書が出版されたのは、いみじくも震災直前の二月のことであった。

  • usanosuke さん

    インドネシア東方のレンバタ島にある小さな村・ラマレラ。伝統捕鯨を営む村人に魅せられた著者は、実に7年間の歳月を費やし、鯨漁とともに村人の家族たちと濃密な交流を図ってきた。4年目に初めて鯨漁の撮影に成功し、その後は、狩られる側の鯨の心を撮影したいという思いに駆られ、結果、3年間を「鯨の目」の撮影に執念を燃やすことになる。食うために鯨と闘うという鯨人の行為に、人と鯨の間で交わされる命のやり取りの崇高さを感じ、心を揺り動かされた著者の思いが、読み手にも鮮烈に伝わってくる。さて、2010年4月に、(続く)⇒

  • ぱせり さん

    銛一本で鯨を仕留める伝統捕鯨の村で、鯨を待って七年。素晴らしい記録でした。著者の出会う人々の顔が思い浮かんでくる。精悍で忍耐強い人の顔が。そしてどの顔も懐かしいような気がしてくる。この村の捕鯨を日本の捕鯨と比べてみたり、この村の文化が、西欧的価値観のもと、ごり押しの援助、近代化に、かき乱されて変わっていくことなど、それもまた人ごととは思えなかった。

  • santana01 さん

    インドネシア、レンバタ島、ラマレラ村に残る伝統的鯨漁と住民を追ったドキュメンタリー。巨大なマッコウクジラに銛一本で挑むその姿は神々しくさえある。しかし、写真家としての視点は次第に鯨の物語に移動する。鯨漁を撮りたいと思うのも「鯨の目」を撮りたいというのも人間のエゴに過ぎない。そこにはただ、剥き出しにされた命があるだけだ。もちろん、人がいつまでも子供でいられないように善悪で判断されるべきことではない。全てが地球の営みの中の出来事なのだから。自然の豊かさや尊厳、そして残酷さまでをも含めた骨太のノンフィクション。

  • mawaji さん

    週刊ブックレビューで盛田隆二氏ご推薦。日本の太地町や、日本から5000キロ離れたインドネシアのラマレラの人々と捕鯨との関わりは、自然の恵みの一部を必要なときに必要なだけおし戴くという、商業主義とは隔絶された文化のひとつなのだなぁと改めて思いました。ただ、他の文化遺産などと同様に、環境保護団体や反捕鯨団体の関わりは別にしても、時代の変化とともにラマレラの状況も変わってきてしまうのもやむを得ないことなのかも知れません。写真が少ないのはちょっと残念というか、そちらは写真集のほうをご覧ください、ということですね。

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石川梵

1960年大分県生まれ。フランスAFP通信社を経て独立。「祈り」をテーマに世界各地で撮影を続け、日本や海外のメディアでフォトストーリーを発表しつづけている。写真集に『The Days After 東日本大震災の記憶』(飛鳥新社/日本写真協会作家賞)、『海人』(新潮社/講談社出版文化賞写真賞、日本写真

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