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アイヌからみた北海道150年

石原真衣

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784832934054
ISBN 10 : 4832934058
Format
Books
Release Date
September/2021
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アキ

    編著者の石原真衣とその家族にとって「北海道150年」とは、アイヌとしての喪失と沈黙の歴史だと言う。1869年8月明治新政府は和人地と蝦夷地、国後・択捉島とその周辺の島々を「北海道」と命名し、アイヌの日本化を推し進めた。縄文時代から続縄文文化が続き、本州のエミシ文化が7世紀末に北海道中央部へ擦文文化と変容し、オホーツク文化との融合で13世紀にアイヌ文化が成立する。17世紀には千島列島北部までアイヌが拡大した。「ゴールデンカムイ」やアーチストOKI、2019年アイヌ施策推進法で、差別の歴史が変わればいいけど。

  • ドラマチックガス

    2018年の「北海道命名150年」に合わせ、有名無名のアイヌの方々がそれぞれの思いを述べる。この手の本の常として、無名の方の言葉のほうが響くもの。薄くて読みやすいのだけれど、もう少し多くの人を集めてほしかったという気持ちも(そもそもどうやって集めたコメントなんだろう)。編者である石原真衣さんの「立場性」を問題視するスタンスに違和感をもってしまうものとしては、新井かおりさん(というより野間易通さん?)の「和人もまたアイヌ問題をつくる当事者として発言を」という言葉がありがたかった。

  • Jun

    海外に住む友人が先住民族に関するイベントに参加したことから、先住民であるアイヌ民族について知りたく本書を手にした。 アイヌ民族自身による文章を読むことで、アイヌの人々の歴史について知る事ができた事、そして何よりも、今を生きるアイヌの人々の思いに触れる事ができた点がよかった。 また、学校教育において、アイヌの歴史や文化、そして正しい日本の歴史を学べる環境を整える必要性を痛感した。 同じ国土に共存する者として、アイヌの歴史や文化を理解したい。今後はアイヌ文学も読んでいきたい。

  • 門哉 彗遙

    そう言えば「熱源」(川越宗一)にもアイヌの人たちが土地を奪われ強制移住をさせらる場面が書かれていた。この本では、ニューヨークと札幌の町が似ている。それはどちらも先住民族を追い出して作られた町だからだとも書かれている。「北海道は明治政府がアイヌから奪った土地であり、植民地であることを隠すために北海道と命名された」

  • よきし

    被征服者であるアイヌ側から北海道制定150年をどう感じたのか、その声を収録した本。先住民として差別され収奪され弾圧され、滅び行く民族であることを選ばされた時代を経て、今の彼らの声の多様と切実さを受け取ることは和人たる私たちの責務でもある。一言でなく、弾圧した私たち自身の問題であることから目を背けてはいけない。アイヌをユートピア的に語る現代の語りを批判する東京に住むアイヌの視点に立つ新井さんと、先住民として国際的文脈から問いかける鵜澤さんの論考が特に素晴らしかった。

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