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ハイゼンベルクの顕微鏡 不確定性原理は超えられるか

石井茂(編集記者)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784822282332
ISBN 10 : 4822282333
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
石井茂 ,  

Content Description

量子力学における観測問題を決着させたのは、日本の数理物理学者であった。本書はハイゼンベルクやシュレディンガーの知られていないエピソードを紹介。不確定性原理がいかに発見され、いかなる道を辿ったかを追う。

【著者紹介】
石井茂 : 1953年、大阪府堺市生まれ。1975年に大阪大学理学部物理学科を卒業後、日立電子勤務(ソフトウェア開発に従事)を経て1981年、日経BP社へ。ソフトウェア、計測器、人工知能などの分野を対象に技術解説記事を執筆し、2003年、日経BP社編集委員室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 手押し戦車

    マクロの世界からミクロをみる。1Lの水温を計る時と1mlの水温を計るのは同じ方法でやると異なる。微量の水は外部の影響を受けて温度が変化する。電流の光は粒子か電波でみると粒子なら物体なので測定すると位置が確認できる、測定するときに位置が特定できなくなる現象が起きる。絶対零度の世界では動くものがなくなる世界になる量子論なら合格し不確定性原理には反する。ヘリウムは絶対零度でも固まらない物質で有名で金属は超低温になると電流抵抗が無くなる。ミクロの世界は対称性の破れによって物質が常に融合し分裂をしている

  • アドソ

    量子力学の根幹ともいえる不確定性原理をめぐるドキュメンタリー。小澤の不等式は、今までうやむやにされてきた”観測に伴う状態の擾乱”と、”量子に本質的につきまとう観測上の標準偏差”との違いを明確に分けて定式化した。それは”観測”という行為を再定義したことでもある。ひいてはこれが重力波の検出に理論的根拠を与え、2017年のノーベル賞につながった。このような重要な科学的発見を日本人が推進したことをうれしく思う。

  • いきもの

    測定時の観測行為が測定する対象に与える不可避的影響の誤差と量子自体が持つ量子自体が持つ不確定性にかなり厳密な区別を与えた小澤不等式について。数式が絡んでくると脳が拒否反応を示すので後半は流し読み。

  • えんどうまめ

    量子力学成立当時の物理学者たちが頭を抱えていたことを歴史に沿って一緒に考えていけるので、かなり理解しやすかったです。 ハイゼンベルグの不等式には前々から違和感があったし、ちょっとはもやもやも取れた気がします。 なによりも、「物理学者に物理学は難しすぎる」という言葉には非常に同感(笑)

  • ななみ

    最後に小澤方程式を紹介するためだけに延々と不確定性原理について述べられている大河ドラマのような本。私自身、学生時代には本書で触れられているような疑問を感じていたので実にスッキリした気持ちです。かなり難解なのですが、先に紹介した「量子力学の反常識…」を先に読むと理解が早いかも。

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