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未来の学校 ポスト・コロナの公教育のリデザイン

石井英真

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784820806974
ISBN 10 : 4820806971
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1章 コロナ禍のなかで学校を問う―「withコロナ」の経験を「公教育のバージョンアップ」につなぐために(コロナ禍という経験をどう見るか/ 授業を進めること≠学ぶ権利を保障すること―学び手目線で考える教育的想像力へ/ 授業時数の回復≠学びの回復―教育内容の精選・構造化で質を実現するカリキュラムづくりの主人公へ/ 平時への復旧≠学校への信頼回復―つながりを結び直し、学校の自由と大人たちの連帯へ)/ 第2章 「未来の学校」への改革をめぐる論争点―「小さな学校」と「大きな学校」の狭間(「改革のための改革」の危うさ/ 社会変動がもたらす学校のゆらぎの核心/ 「小さな学校」論としての「未来の教室」の光と影/ 学校の「当たり前」の問い直しの先に)/ 第3章 資質・能力ベースの改革の行方―「大きな学校」論を人間教育につなぐ(「主体性」概念の再検討/ 学校教育の目標として保障すべき非認知的能力とその育成の方法論/ 「日本の学校」の全人教育への志向性を人間教育へとつなぐ)/ 第4章 人間的成長に響く質の高い教科学習へ―「訓育的教授」の現代的な形(教師主導か学習者主体かの二項対立が見落としている授業の本質/ 真正の学びとは/ 教科におけるホンモノの学びとしての「教科する」授業とは/ 「教科する」授業を創る/ 教材と深く対話するとはどういうことか/ 「真正の学び」と教師の仕事の不易と矜持)/ 第5章 「日本の学校」の新しい形へ―知育の協働化と徳育の個性化による「どの子も見捨てない、みんなが輝く学校づくり」(教育課程の履修原理―履修主義と修得主義/ 履修主義・年齢主義と修得主義・課程主義をめぐる歴史的展開/ 個別化・個性化をめぐる論点と学級制を考えるうえでの視点/ 履修主義と修得主義の二項対立を超える展望)

【著者紹介】
石井英真 : 京都大学大学院教育学研究科准教授、博士(教育学)。日本教育方法学会理事、日本カリキュラム学会理事、文部科学省「児童生徒の学習評価に関するワーキンググループ」委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ひさちゃん

    今、学校教育には大きなうねりが起こっている。そこでの論者は、教育行政や研究者、教職員など専門職の人たちだけでなく、広く人材育成に関わる人間など教育に関心のある一般の人も多い。 改革への論は、時に流行ばかりを追いかけ、日本がこれまで築いてきた日本的な教育のよさを見失いがちだ。 この本は、その様々な新しい論を細やかに整理してくれているだけでなく、不易流行の観点から、筆者が危惧するポイントを分かりやすく述べてくれている。流行にとびついて、大事なものを見失い、無くしてしまわないために、もう一度読みたい本だ。

  • U-Tchallenge

    初めにはっきりと言っておきます。かなり面白い一冊。教育関係者は必読の一冊になっていくだろう。まず、ポスト・コロナの学校現場の体たらくぶりを炙り出されている。もちろん、現場は頑張っているのだけど、元通りにしようとし過ぎている。無目的に元通りにすることに警鐘を鳴らされている。また、僕が興味深く読んだのは、「小さな学校」「大きな学校」という志向のこと。「小さな政府」「大きな政府」の学校版、ということ。この議論の仕方はわかりやすく、現代の学校の存在意義を考えやすくなる。もう一度ゆっくり読まないといけないな。

  • けいちろ

    耳を痛くしながら、読んだ。民間教育事業者も読むべき本。

  • U-Tchallenge

    もう一度読まないといけない、と思い読んでいるとかなりの時間が経ってしまった。読んでいると気になる記述があり、そこを再度読んでみる。読んでみてもいまいち理解できない所を、何度も読み返してみる。そんなことをしていると時間がかかってしまった。でも、それぐらいの価値のある一冊である。これからの教育を考えるのなら、新しいこと積み上げるだけでなく、今までしてきたことを整理し、価値を確認するという姿勢が必要になるだろう。そして、教育現場にいる者が教育の可能性を軽んじることのないようにしたい、と強く思わされた。

  • 12345125

    何回か出てくる「余白」というワード。夕方のニュース番組で学校現場を特集していて、取材されてた現役の先生も言っていた。余白の大切さ。そして、コロナ禍による余白の喪失。公教育のバージョンアップが待たれる。 また、一保護者としては「教科する授業」がとても勉強になった。結果ありきではなく、教師も同じように子どもと一緒に教材に取り組む。これは親と子の日常生活でも取り組めそう。一緒に答えを見つける姿勢を心がけようと思う。

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