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トランスジェンダーと現代社会 多様化する性とあいまいな自己像をもつ人たちの生活世界

石井由香理

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750346564
ISBN 10 : 475034656X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 序章 性別越境概念とその社会的意味づけ/ 第1章 独自化する自己像とライフストーリー/ 第2章 医療言説における揺らぐジェンダー概念と再帰的自己/ 第3章 「性同一性障害」カテゴリーと非当事者の関係性―当事者団体の活動に着目して/ 第4章 当事者演劇におけるジェンダー・イメージの変遷/ 第5章 トランスジェンダーの子どもをもつ親の語り―受容と関係性再構築をめぐって/ 第6章 多様性言説と新しい主体

【著者紹介】
石井由香理 : 神奈川県出身。首都大学東京大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、南オーストラリア大学客員研究員を経て、東洋大学社会学科助教。専門は、ジェンダー、セクシュアリティ、障がい学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たろーたん

    二章のトランスジェンダーに対する医療の変遷が面白かった。初期の医療は生物学的性と性自任の食い違いを解消するものだった。しかし、現在は、性の多様性やライフスタイルが重視され、精神的なケアも含めて、自分の性の違和感を解消していくものになった。そのため、画一的も「男→女(その逆)」にするものではなくなってきている。ポストモダニティにおいて、医療の役割は、当人から語りを引き出し、治療によってジェンダーや自己像の問題を解消させるものであり、また再帰的変化を観察、把握し、主体を監視・管理するモノになってきている。

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