精選女性随筆集 石井桃子 高峰秀子 文春文庫

石井桃子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167922085
ISBN 10 : 4167922088
フォーマット
出版社
発行年月
2024年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;16

内容詳細

『クマのプーさん』の翻訳者で、子ども達のために奔走した児童文学の第一人者・石井桃子。一家の働き手として昼夜働き通しの子役時代から、その鋭い眼差しで周囲を見ていた名優・高峰秀子。才気溢れる二人がのこした作品は、時代を超えて輝きを放つ。豊かな表現力で紡がれた情感溢れるエッセイ集。

目次 : ジグソーパズルのように(川上弘美)/ 石井桃子 第1章 『幼ものがたり』より(「どっちがすき?」/ 黒いねこ ほか)/ 石井桃子 第2章 戦争ちゅうと戦後(生きているということ/ 自作再見「ノンちゃん雲に乗る」 ほか)/ 高峰秀子 第1章 『わたしの渡世日記』より(猿まわしの猿/ 土びんのふた ほか)/ 高峰秀子 第2章 ちょっといい話(ダイヤモンド/ 縫いぐるみのラドン ほか)

【著者紹介】
石井桃子 : 1907(明治40)年、埼玉県生まれ。日本女子大学校卒業後、出版社に勤務。戦後、宮城県で農業・酪農に従事。58年、「かつら文庫」を開設。2008年、逝去

高峰秀子 : 1924(大正13)年、北海道生まれ。5歳のとき映画「母」の子役としてデビュー。以後、「二十四の瞳」「浮雲」など300本を超える映画に出演。2010年、逝去

川上弘美 : 1958(昭和33)年、東京都生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。94年「神様」で第1回パスカル短篇文学新人賞を受賞。96年「蛇を踏む」で第115回芥川賞を受賞。2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨文部科学大臣賞、14年『水声』で読売文学賞、16年『大きな鳥にさらわれないよう』で泉鏡花文学賞を受賞。19年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たっきー さん

    川上弘美選のエッセイ集。高峰秀子氏のエッセイがとりわけ興味深かった。子役時代のことを描いた作品が多く、どれも面白かった。他の作品も読んでみたくなった。石井桃子氏の作品のなかでは戦時の内容について触れられた作品が良かった。

  • 真琴 さん

    児童文学の第一人者・石井桃子、名優・高峰秀子によるエッセイ。高峰秀子の文章に初めて触れました。人物に対する洞察力の深さが印象的。「え、子供の頃から周りのことをここまで見ていたの?」と少し怖くもなった。複雑な家庭環境、子役として大人の中で生きてくる中で、身に得た感性なのかな?「子役」と言う仕事で満足に小学校も行けず「子供にとっての喜びは、学問以前に集団生活での経験」と言う考えが心に残った。

  • Hiroki さん

    朝霞図書館 桃子さまと秀子さま、お二人に共通しているのは苦いことも甘いことも、淡々とあるがままに紡ぐスタイルかしら。それは書くことだけじゃなく、暮らすことや生きることのベースにされている。まるで陽に向ってキリリと首をあげる武家の娘のような佇まいだ。世間を嘘偽りなく客観し、同時に己も俯瞰している。この客観が何処から生まれるのかを意識して読んでいたら、利を求めない姿勢であることに気づいた。下卑てしまえば誰かのように何もかもが墜ちてゆく。この二人をチョイスした弘美さんに乾杯!!

  • モンティ さん

    エッセイ集なので、短い話が集められていて、石井桃子さんや高峰秀子さんの面白い話が沢山あって、肩の力を抜いて読むことができた。石井さんには石井さんの、高峰さんには高峰さんの夫々の視点からの世間の描写が書かれている。石井さんは子供の頃の印象的な話、高峰さんは子役時代の子供の目を通した大人のこっけいさが描かれている。高峰さんは小学校へ行く暇もないほどの超売れっ子だけど、感性が豊かでとても面白かった。石井さんは真面目な方という印象を受けた。

  • キー さん

    『クマのプーさん』の翻訳者で、子ども達のために奔走した児童文学の第一人者・石井桃子。一家の働き手として昼夜働き通しの子役時代から、その鋭い眼差しで周囲を見ていた名優・高峰秀子。才気溢れる二人がのこした作品は、時代を超えて輝きを放つ。豊かな表現力で紡がれた情感溢れるエッセイ集。

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