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新しいおとな 河出文庫

石井桃子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309416113
ISBN 10 : 430941611X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

よい本を、もっとたくさん。幼い日のゆたかな読書体験と「かつら文庫」の実践から生まれた、子ども、読書、絵本、本づくりをめぐる随筆集。文庫化にあたり再編集し、写真、新規原稿を3篇収録。

【著者紹介】
石井桃子 : 1907年、埼玉県浦和に生まれる。28年、日本女子大学校英文学部卒業後、出版に従事。戦後、宮城県鴬沢で農業・酪農を始める。その後、編集者、翻訳家、児童文学作家として活躍。58年、自宅の一室に子どもの図書室「かつら文庫」を開く(のちに公益財団法人東京子ども図書館へ発展)。著書、翻訳書に、『ノンちゃん雲に乗る』ほか多数。2008年、101歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アルピニア

    編集者、翻訳家、作家として活躍した石井桃子女史のエッセイ集。児童図書館、児童文学の重要性が熱く述べられている。特に自宅を開放して作った「かつら文庫」での体験を通して得た子供の読書に関する気づきと学びに深く考えさせられた。また、ファンタジーの誕生、民話を語ることの大切さについて述べた部分が心に残った。実際に「かつら文庫」を開いた時の具体的な状況(本の数や机、椅子の数、会員の人数、開室時間、会費など)も記述されていて興味深かった。近いうちに、荻窪にあるかつら文庫に見学に行きたいと思う。→

  • niisun

    自らも絵本を創り、また、海外の素晴らしい絵本や児童書を翻訳して日本に紹介した石井桃子さんが、さまざまな新聞や雑誌に寄せたエッセイを集めたもの。主には、自宅の一室で子供のための図書室“かつら文庫”を開設した頃にあたる1950〜1960年代頃に書かれた文章ですが、子供にとっての読書の意味や優れた児童書の要諦など、なんら色褪せることのない内容でした。2歳の娘を相手に、毎夜、絵本を読んでいる立場の私には、刺さる言葉が多くありました。改めて、親の先入観なしに、“娘にとっての”良書を揃えていきたいなと思いました。

  • あ げ こ

    読む楽しさに満ちている。本に、お話に、物語に、夢中になる事の。読んで、聞いて、考えて、物語を目一杯味わう事の楽しさに、満ち満ちている。何と言う説得力。何と言う安心感。石井桃子の所に行けば。絶対に楽しい。読みたい本が、沢山ある。よいもの、面白いものが、沢山ある。とても信用出来る。その間違いのなさ。石井桃子自身がまず、読む楽しさを知る人であるが故に。幼い頃の喜び…お話を、物語を、聞いて、読んで、泣いたり、驚いたり、笑ったり、目一杯楽しんだ記憶を、疎かにしてしまう事なく覚え続けていた人であるが故に。信用出来る。

  • うみ

    石井桃子さんの考え方、文章の雰囲気、やっぱり好きだなぁ。こどもと同じ目線で世界を見ている。だけど、おとなの目線でもこどものことを慈しみ考えられる人だ。もっと関連著作が読みたいなぁ。

  • 元気伊勢子

    私は、ティーンエイジャーの頃、背伸びをし過ぎて大人の本を読んでいた。時が過ぎ、アラサーになって児童文学を読んだら面白く、なぜ子供のうちに読まなかったのだろうかと後悔したものだ。そして、また時が過ぎ、今度はアラフォー。また民話だったり、アンデルセンを読んだりしようかななんて考えたりする。

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