幻の国鉄車両 夢の広軌化計画と、未成の機関車・客車・気動車・電車 キャンブックス

石井幸孝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784533069062
ISBN 10 : 4533069061
フォーマット
発行年月
2007年11月
日本
追加情報
:
21cm,191p

内容詳細

2階建て展望客室や新幹線のコンテナ輸送電車など、計画されたものの、様々な理由から実現に至らず、人々にはほとんど知られることのなかった幻の国鉄車両。それらを設計図面やイラストとともに紹介する貴重な1冊。

【著者紹介】
石井幸孝 : 1932年広島県生まれ。1955年、東京大学工学部卒後、日本国有鉄道入社。1959年から臨時車両設計事務所でキハ81系・82系、キハ58系、新系列ディーゼル動車、DD51形・DE10形など最盛期のディーゼル車両の開発に携わる。1965年、ドイツを中心にディーゼル車両の調査。その後、車両計画・管理の仕事を経て工作局車両課長、広島鉄道管理局長、工作局長、車両局長、常務理事首都圏本部長を歴任、国鉄末期には九州総局長としてJR移行の責任者となり、1987年、JR九州初代代表取締役社長に就任。代表取締役会長を経て、現在はNPO法人「鴻臚館・福岡城跡歴史・観光・市民の会」理事長など多方面で活躍

岡田誠一 : 1964年神奈川県川崎市生まれ。鉄道友の会客車気動車研究会代表。客車・気動車を中心とした鉄道車両史の研究活動を行っている。資料や文献の収集も精力的に続けている

小野田滋 : 1957年愛知県豊橋市生まれ。1979年日本大学文理学部応用地学科卒。日本国有鉄道入社後、鉄道技術研究所地質研究室、西日本旅客鉄道大阪構造物検査センター、鉄道総合技術研究所トンネル研究室などを経て、現在、鉄道総合技術研究所勤務。文化庁建造物課調査員(嘱託)、土木学会土木史研究委員会のメンバーとしても活躍。工学博士。主な著書に『鉄道構造物探見』2003(JTBパブリッシング、2003年交通図書賞受賞)などがある

齋藤晃 : 1931年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。1957年日産自動車入社。名古屋日産モーター、帯広日産代表取締役、日産自動車中古車部、関係会社室部長、株式会社オーテックジャパン常務を経て、現在、蒸気機関車史研究家。慶応義塾大学鉄道研究会三田会事務局長、会長を経て現在相談役。鉄道関連の著書に『蒸気機関車の興亡』(NTT出版、1997年交通図書賞受賞)など

沢柳健一 : 1924年長野県生まれ。法政大学法科卒。東京都庁勤務、その後、建設省法定講師を勤める。昭和13年頃から国電を中心とした鉄道に興味を抱き、写真撮影を開始し、一方で国電の運行・車両に関する資料の入手に勢力を注ぎ、現在では国電研究の第一人者。鉄道友の会参与、『鉄道ピクトリアル』編集委員

杉田肇 : 1930年東京生まれ。1951年山梨工業専門学校(現・山梨大学工学部)卒業。1951〜1954年、電気車研究会編集部「電気車青年」、「鉄道ピクトリアル」第2代編集者。1954年国家公務員埼玉大学就職。以来、東京大学・文部省等に勤務、1991年千葉大学施設部長定年退職。現在は電気・電子部門の技術士。2007年春の叙勲で文部行政事務功労により瑞宝双光章受章

高木宏之 : 1947年埼玉県川口市生まれ。1968年ソニー入社。現在、機関車および艦船研究家。

寺田貞夫 : 1934年生まれ。本籍東京、現在は神奈川県藤沢市在住。1956年、東京水産大学(現・東京海洋大学)卒。海運会社に入社、商船航海士・船長を勤める。最終職歴は会社社長。鉄道趣味は高校時代に本格化、鉄道友の会国電部会を立ち上げる。研究対象は国有電車。特に大正時代の院電・省電に詳しい。写真撮影は1950年頃からで、東京・関西国電の他、買収線区のものも多い。1950〜51年の『鉄道ピクトリアル』に「木製国電略史」を執筆、多くの鉄道趣味誌での写真発表も多い。電車台枠に注目し、それを基礎とした前歴研究の手法を開発した

福原俊一 : 1953年東京都生まれ。武蔵工業大学経営工学科卒。電車発達史研究家。鉄道とは全く無縁のエンジニアを本業とする傍ら、電車発達史の研究をライフワークとする

星晃著 : 1918年富山県生まれ。鉄道省(のちの国鉄)入省。陸軍召集解散後、国鉄に戻り、客貨車設計へ配属。車両設計事務所電車主任技師、旅客者担当次長などを歴任し、ビジネス特急・新幹線電車・寝台電車など近代化旅客車の車体設計に従事。本社副技師長で国鉄退職後、川崎重工業入社。車両設計部長、取締役車両事業部長、常務取締役車両事業部長、技術研究所所長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えすてい さん

    戦前から国鉄末期までスケッチや図面だけに終わってしまった車両ばかりを集めた。本書の核となるのは、東海道線の高速化と輸送力強化であり、弾丸列車計画車両や在来線向け高速高出力機関車である。結局東海道線の高速化と輸送力強化は新幹線になるわけだが、貨物は新幹線ができた余力で十分に賄えるだろうとのことで貨物新幹線は実現ならず。他にも数多の計画倒れとなった車両が沢山あるが、「実際に出なくてよかった」と結論づけられているものも少なくない。あのC63ですらそんな評価だ。国鉄も巨大官僚組織、乗り気にならないものも当然ある。

  • 暁 さん

    幻の広軌計画用蒸気機関車から、国鉄末期の交流近郊電車や碓氷峠向けの187系までの「幻に終わった」国鉄車両をまとめた一冊。只のペーパープランで終わった車両もあれば、コンセプトが別の形式に引き継がれたり、JR化後の形式につながった車両もあり、一概には「ただの幻」に終わらなかったんだな、という事を思い知る。

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