生命の略奪者 天久鷹央の事件カルテ 新潮文庫nex

知念実希人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101802466
ISBN 10 : 4101802467
フォーマット
出版社
発行年月
2022年08月
日本
追加情報
:
311p;16

内容詳細

東京から新横浜へと向かう新幹線、移植のための心臓を運んでいたコーディネーターが襲撃され、臓器が奪われた。さらに、同様の事件が天医会総合病院でも発生する。心臓、肺、肝臓、腎臓。生命のリレーの最中、踏みにじられる死者たちの遺志。いったい誰が、何の目的で?天久鷹央は真相解明に乗り出すが、その動機は思いもよらぬものだった…。現役医師が描く本格医療ミステリ!

【著者紹介】
知念実希人 : 1978(昭和53)年、沖縄県生れ。東京慈恵会医科大学卒業。2004(平成16)年から医師として勤務。’11年、「レゾン・デートル」で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。’12年、同作を『誰がための刃』と改題し、デビュー。’18年、『崩れる脳を抱きしめて』で広島本大賞、沖縄書店大賞を受賞。同作で本屋大賞にノミネートされる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • bunmei さん

    天久鷹央の推理カルテシリーズ。頭脳明晰だが、男勝りの口調の女医・天久鷹央が今回挑むのは、移植用臓器の強奪事件の謎。生命の危機に瀕し移植を懇願する患者に、死者の崇高なる意志によって提供される貴重な臓器。いったい誰が、どんな目的の為に、こんな強奪事件を起こすのか?冒頭2ページは、知念作品には珍しいく、禍々しいまでの恨みや辛みが綴られた、怨嗟に満ちた文章で物語の幕が開く。事件の裏には、古代エジプトのミイラ作りが手掛かりとなる意外な展開の中で、僅かなの違和感を頼りに、天久の推理が冴えわたっていく医療ミステリー。

  • hiro さん

    個人的には知念さんといえばこのシリーズ。最近は長編の「事件カルテ」だけとなったが、年に1巻のペースは寂しい。今回も天久鷹央が、部下の小鳥遊、鴻ノ池と、桜井、成瀬刑事を引き連れて連続臓器強奪事件の謎に挑む。もちろん医師の知念さんが書くミステリーなので、今回も聞いたこともない病気も登場するが、頭脳の鷹央と統括診断部の武闘派の二人がシリーズで最も残忍な犯人と対峙して真相を明らかにするシュータイムは、期待どおり堪能することができた。途中登場した刑事コロンボ『別れのワイン』のラストシーンは忘れられない名シーンです。

  • はにこ さん

    今回は臓器移植のお話。3人組になった鷹央班。鷹央の推理も冴えわたっていた。そしてあっさり事件解決かと思いきやもう一捻り!これがまたこのシリーズの良いところ。黒幕を見事にやっつけましたな。ドナー登録していないけど、自分が死んだ時に他の人を助けられるのは素晴らしいと思った。それだけに、犯人の自己中さに余計腹がたった。

  • aoringo さん

    ドナーに移植されるはずの臓器が何者かに強奪される事件が起こる。奪われた臓器の行方は?!今回も鷹央が複雑に絡み合った事件をとき解いてくれる。難しい病名が隠れているけれどその知識がなくても問題なし。小鳥と舞の掛け合いがコミカルすぎるかなと思ったけど後半のシリアスな展開には身が引き締まった。自分の臓器を他者に提供するという崇高な意思を踏みにじるやるせない事件だった。

  • 参造 さん

    臓器移植に関わる事件であまり気持ちいい話ではありません。でも考えさせるテーマだなと。 鷹央の成長を見守っている小鳥先生、親目線なのかはたまた…

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人物・団体紹介

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知念実希人

1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を『レゾン・デートル』で受賞。12年、同作を改題、『誰がための刃』で作家デビュー(19年『レゾンデートル』として文庫化)。15年『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞(本デー

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