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ISBN 10 : 413051332X
Content Description
進学機会の平等化は効率的である。実証データの丁寧な解析から教育経済学の論理を展開し、大学大衆化を批判する世間の常識をひっくりかえす。みんなのために大学をひらく政策は、税金のムダづかいではなく、経済社会に有益な公共投資である。―著者が長年にわたり問い続ける大学論の集大成。
目次 : それでも大学はみんなのためにある/ 1 なぜ大学に進学しないのか―「家族資本主義」の限界(「後期大衆化」段階の深い溝/ 大学に進学しない理由(1)―顕在的進学需要の経済分析/ 大学に進学しない理由(2)―進学と就職のゆらぎ/ 大学に進学しない理由(3)―ゆらぐ専門学校の立ち位置/ 学力があるのに、親が大卒なのに、なぜ進学しないのか―家族資本主義の形成/ 家族資本主義の帰結―機会不平等の政策的含意)/ 2 雇用効率と学習効率の接続―大学教育の経済効果(大衆化しても上昇する大卒プレミアム―平等化のための効率的公共投資/ 誰のための大学か―費用負担の経済分析/ 学習効率から雇用効率への接続―学び習慣仮説の提唱)/ 3 ポスト大学改革の課題―経営と政策のシナリオ(日本的家族と日本的雇用の殉教者―幽閉された学生の解放/ 制度改革から経営革新への転換―大学の使命―冒険・時間・仲間)/ 精神・制度・資源の再構築―みんなのための大学政策
【著者紹介】
矢野眞和 : 1944年、東京都生まれ、三重県松阪市育ち。東京工業大学工学部卒業後、民間企業勤務を経て、東京工業大学助手、国立教育研究所研究員、広島大学助教授、東京工業大学大学院社会理工学研究科教授、東京大学大学院教育学研究科教授、昭和女子大学教授、桜美林大学教授等を歴任。工学博士。現在、東京工業大学名誉教授、東京工業高等専門学校特命教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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安藤 未空
読了日:2025/03/27
Moloko
読了日:2017/03/05
Ucchy
読了日:2016/07/02
もりたく
読了日:2016/06/12
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