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アメリカ白人が少数派になる日 「2045年問題」と新たな人種戦争

矢部武

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784780310856
ISBN 10 : 4780310857
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2020
Japan

Content Description

目次 : 第1章 多数派支配の終焉で追いつめられる白人たち/ 第2章 移民、有色人種を攻撃する大統領/ 第3章 白人至上主義、極右テロの脅威/ 第4章 世界に広がる反移民主義と過激思想/ 第5章 白人支配の維持か、多文化主義の実現か/ 第6章 多文化主義は日本にとっても重要な課題

【著者紹介】
矢部武 : 1954年、埼玉県生まれ。ジャーナリスト。70年代半ばに渡米し、アームストロング大学で修士号を取得。帰国後、米紙「ロサンゼルス・タイムズ」東京支局記者等を経てフリーに。人種差別から銃社会、麻薬など米国深部に潜むテーマを抉り出す一方で、高齢化や社会問題などを比較文化的に分析し解決策をさぐる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆう。

    とても面白い本でした。アメリカで今人種差別での抗議がニュースでよく取り上げられます。トランプ大統領の差別的発言も。民主主義の国アメリカで、なぜ白人至上主義者が蔓延るのか、多様性や多文化主義社会をどうやって作っていけばいいのか、いろいろと考えながら読みました。差別は憎悪となり、暴力を生み出します。多様性を認める社会は、共生を大切にし寛容な社会を生み出します。そして、本著では日本の現状にも触れ、「外国人」と日本人との区別を強調し、単一民族国家だと政治家が声高に言ったりすることを取り上げていました。良書です。

  • 無識者

    2045年にはアメリカで数の上では白人が少数派になるそうだ。トランプの支持率はそこまで高くはないものの安定して30~40%の支持を得ており、その背景には白人の優越意識があるそうな。実際トランプの言動を追うとイスラム排除、ヒスパニック排除が目立ち、尚且そういう部分を売りにしている。日本も技能実習生という下なり不当な扱いで労働者確保しているが、人口構成から移民の受け入れは時間の問題のようにも思え、しっかり人権が尊重される社会構築が日本でトランプを産み出さないために重要そうだ。(既に排他的傾向がかなり強いが)

  • lovemys

    白人が少数派になる歴史とか経緯の話だと思ったら、人種差別についての本だった。1つの国や地域の中でもこんなに激しい差別があるのだから、世界がまとまるなんてことは夢のまた夢なのか。読んでて寂しかった。

  • アルミの鉄鍋

    ★4 このままの統計でいくと白人至上主義の崩壊が2045年以降に来る。崩壊を恐れているのは恐らく白人労働階級で彼らは親父さんの頃から白人至上主義のドイツ系移民であるトランプを今、応援してる。Make America Great Againの為に。Make America Great Againって、中国製造辞めて国内回帰の動きだけじゃなくて、白人が白人の為に作った社会アゲインって意味もあるんだなと。人種のルツボなんて幻想で理想なんだなと言うのがよくわかる本だった。

  • 椎茸えのき

    米国の人種問題の深く広く追求し、さらに日本の差別にも言及している本。無知では済まされない人種の問題がまだ令和でも根強く残っていることに驚いた。「奇妙な果実」の写真は強烈で、衝撃だった。美味しんぼという漫画で、この歌のエピソードがあった。その時も驚いたが、実際に写真をみて、掲載していいのかとそう感じる程、生々しく、苦しい。でも目を背けないで読んだ。たくさんの情報に埋もれてしまう時代だからこそ本を選んで進んで、色々な問題に目を向ける必要があると感じた。遠い国で起こっているのではなく、自分事として考えたい。

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