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日本人の坐り方

矢田部英正

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087205817
ISBN 10 : 4087205819
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2011
Japan

Content Description

私たちが何気なく行っている「坐る」という動作には、日本文化の基層に触れる奥深さがある。日本人特有の身体文化=坐り方の多様性に迫った、目から鱗の画期的論考。坐り方ガイドも掲載。

【著者紹介】
矢田部英正 : 1967年生まれ。武蔵野身体研究所主宰。筑波大学大学院卒業。体育学修士。学生時代は体操競技の選手として活躍。当時の姿勢訓練をきっかけに身体技法の研究へ進む。国際日本文化研究センター研究員を経て文化女子大学大学院で博士号取得(被服環境学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kuukazoo

    正座だけが人前での正しい座り方という考え方が広まっていくのは明治時代以降で、女性も江戸時代前は身頃の広いゆったりした着物を着ていたので、足を崩して座っても隠すことができた、というのは初めて知った。生活の中で床に座ることが少なくなるとそのための身体機能(下半身の柔軟性)が衰えていくのは仕方ないにしても、複雑な気分ではある。人がどのような体勢でいるかはいろいろな要素が関係してるんだなと思うと興味深い。あと座禅やヨガの「座る」も面白かった。

  • kenitirokikuti

    足がしびれる正坐(端坐)が「正しい」坐り方となったのは明治以降である、という専門家はよく知る事実を一般向け(=新聞の連載記事)に書いたのが著者である。古代や中世の貴人坐は左右に大きく膝を開いていた。茶人の千利休も正坐ではなく、あぐらに近い坐り方。江戸時代になり、将軍に対するときは膝を閉じ、かしまった正坐をした。徐々に正坐は広まるものの、明治の夏目漱石は「正坐」ということばを用いていないぐらいである。門人の寺田寅彦は昭和7年の随筆「夏目漱石先生の追憶」で漱石が「正坐」していた、と書く。

  • コーデ21

    ごくごく当たり前に思ってた「正座」が、明治大正時代から、とは驚愕(゚Д゚)ガーン 日本人の体型や暮らしのなかから変わっていった「座る」という動作。まさに、久々の「目からウロコ本」☆ ただいま同じ著者の「からだのメソッド」を読書中ですが、こちらもウロコぼろぼろww 「座り方」だけじゃなく「姿勢」「歩き方」など生活全般を見直す意味で、名著だと思われます(^0-)

  • tsuneki526

    足を崩して座るのは不作法みたいに言うけれど、浮世絵に描かれている人たちはもっとゆるい恰好してるじゃん。ともやもやしていたけど、その理由がわかってすっきり。あの袴の中はどうなっているからあんなとこから足が出るのか?などと思っていた歴史上の武将たちの坐り方もわかります。日本人ってもっとゆる〜い人たちだったはずなのに、何をどう間違ったから「〜ねばならない」と行動や考え方を抑圧するようになったのか?疑問である。長年にわたって培われた行動様式や伝統文化をこういった面からも見直した方がいいかも。

  • よく読む

    徳川幕府は着物の長さを長く規定したことで、女性は足を崩しにくくなり、正座が増えたらしい。たしかに座り方は装いにだいぶよる。

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