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終わっとらんばい!ミナマタ 看護師・山近峰子が見つめた水俣病

矢吹紀人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784772612876
ISBN 10 : 4772612874
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

チッソ水俣工場から2km。「キビヨ(奇病)」の地に生まれた山近峰子は、両親も自分も水俣病を発症する。患者に寄り添う藤野医師や医療スタッフの姿を目の当たりにした峰子は、被害者家族、患者本人、医療人として生涯をかけて水俣病の元凶とたたかっていく。本書は、水俣病と格闘してきた医療集団の迫真のドキュメントである。

目次 : プロローグ 「キビヨ」の地に生まれて/ 第1章 医療人として水俣病に向かう(本物の医療に出会って/ 「やっぱり金がほしかとね」―親の認定申請に揺れる心/ 社会に開かれゆく目―本当の責任は誰に ほか)/ 第2章 「国家的犯罪」への迷走(父逝く/ 「大量棄却」政策への反撃/ 明らかになる「国家的犯罪」 ほか)/ 第3章 雲上の地にも患者はいる(被害の広がりはどこまで/ 救済されるべきは誰なのか/ 「水俣病に係る懇談会」は何だったか ほか)

【著者紹介】
矢吹紀人 : 1953年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。医療・福祉、食・農業などの分野を中心にルポライターとして各メディアで活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • crane155

    火葬された父の遺体は、ボロボロに崩れて骨格をとどめないものになっていた。足の骨らしき白い灰を拾おうとしても、崩れてつかむことができない。わずかに、のどぼとけあたりの小さな骨の塊が、残されているだけだった。「水俣病は、メチル水銀は、ここまで患者の体をボロボロにするのか。父は骨の髄まで、こんなにまで体を侵されていたのか……」 p.69

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