Books

恋に溺れるシネマ・レビュー(仮)フィギュール彩

睡蓮みどり

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779170805
ISBN 10 : 477917080X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2016
Japan

Content Description

何かに心を奪われてしまった人たち、そういう人にこそ強く惹かれる。ただ恍惚としている人々というのはそれだけで十分に魅力的だ。本書は、二〇一三〜一六年に日本で公開された“愛にまつわる映画”のなかから、主に「図書新聞」に連載された映画評を、愛の種類に分類して加筆修正したものである。“愛にまつわる映画”とはいっても必ずしも恋愛映画とカテゴライズされる映画とは限らない。ジャンルや国を問わず、さまざまな愛の背後にある物語と、そこに生きる人物たちの内面に寄り添って映画をひもといていく。

目次 : 第1部 恋愛(『世界にひとつのプレイブック』/ 『東ベルリンから来た女』 ほか)/ 第2部 自己愛(『おとぎ話みたい』/ 『17歳』 ほか)/ 第3部 家族愛(『ハッシュパピー バスタブ島の少女』/ 『マイ・マザー』 ほか)/ 第4部 性愛(『パリ、ただよう花』/ 『わたしはロランス』 ほか)/ 第5部 偏愛(『愛、アムール』/ 『凶悪』 ほか)

【著者紹介】
睡蓮みどり : 1987年生まれ、神奈川県横浜市出身。早稲田大学第二文学部中退。在学中より映画を中心に女優として活動を開始。その他、「月刊デジタルファクトリー」で写真モデルだけでなくコラムや小説も執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 踊る猫

    再読。愛について語ると、睡蓮みどりの筆は冴えるようだ。もしくはエロス/セクシャリティについて、と言えようか。それでいて筆からは下品さが滲み出て来ることもなく、本当に真率な姿勢、悪く言えば真面目過ぎる姿勢が伝わって来て好感が持てる。どんな映画も――こんな表現こそ下品かなとも思うが――「体当たり」で観ているように感じられるのだ。知識もむろん人並み以上に持ち合わせている彼女だが、それ以上にこうした真率さと「体当たり」で勝負を掛けているようで、それがアクチュアリティの高いレヴューを生むことに成功しているのだと思う

  • 踊る猫

    真摯な、という言葉がしっくり来る。比較的最近の映画について書かれたレヴューが集積されているのだけれど、平たい文章で熱っぽい、なんらかの祈りや告白にも似た語りはこちらを映画に誘うだけのパッションを備えていると思わされる。例えば真魚八重子氏の著作にも似た、この人は映画を魚が酸素を欲するように求めているのだという切実さがあるのだ(だから、悪く言えば私語りであり暑苦しい)。その強度はなかなかで、私自身観たい映画が増えてしまった。真魚八重子氏との対談など実現出来ないものだろうか? この著者の次作が早くも待ち切れない

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items