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一九六一 東京ハウス

Yukiko Mari

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103525820
ISBN 10 : 4103525827
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan

Content Description

「60年前の団地生活を体験して500万円!」という企画につられて、リアリティショーに集まった二つの家族と番組制作者たち。古き佳き時代であるはずの昭和の生活は、思ったほど楽じゃないどころか地獄の格差社会。意外な人物たちも巻き込み、不穏な空気が漂い始める。次々と起こる事件は虚構か、現実か…。

【著者紹介】
真梨幸子 : 1964年宮崎県生まれ。2005年『孤虫症』で第三十二回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    真梨 幸子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、今昔大規模団地リアリティショーイヤミスでした。 私は、500万円ぽっちでリアリティショーには出演したくありません(笑) https://www.shinchosha.co.jp/book/352582/

  • いつでも母さん

    真梨さんだから油断など出来ない。が、その上の上のまだ上を読ませてくれた。500万円に釣られて60年前の団地体験に挑んだ二組の家族。それを仕組んだTV局と番組制作会社の面々。ドッキリを仕掛けたのは誰?仕掛けた者も更に仕掛けられ、60年前の事件の真実が今明らかになるなんて・・誰にも共感などしない。これでもかと畳みかけられる展開に翻弄されるのは読み手の私。はぁ・・と虚しい溜息と共に本を閉じた。

  • みっちゃん

    報酬は何と500万円。テレビのリアリティショー番組で3ヶ月間、団地で昭和36年当時のままの生活をする事。昭和の古き良き時代を懐かしむ、なんて事にはならない、真梨作品は。テレビ局の思惑とヤラセ、出演家族の不満と不和、妬み、疑い、不穏な空気が満ち満ちたところでとんでもない事件が。この団地での恐ろしい過去も明らかに、そして事態は二転三転、いや、それ以上の…終章『プレイバック』では思わず口があんぐり。これは恐ろしい話。

  • まちゃ

    真梨さんのイヤミスはオチが気になって読んじゃいますね。一癖も二癖もある登場人物。ラストまで二転三転する事の真相。最後は、そう来たか、で読了。少し疲れましたが、楽しめました。1961年当時の団地生活を体験するリアリティショー。そこで起こった殺人事件が、60年前の「Q市女児殺害事件」と繋がっていく。

  • イアン

    ★★★★★★☆☆☆☆リアリティーショーを舞台に人々の憎悪が渦巻く真梨幸子の長編。高額の報酬に釣られ1961年の団地生活の再現番組に出演する2家族。やがて1人が遺体で発見されるが、その状況は60年前の惨劇と酷似していた――。どこまでがシナリオで何がリアルなのか。昭和の陰湿感と令和(コロナ禍)の閉塞感を有し、曰くつきの団地・得体の知れない隣人・ヤラセだらけの番組などの不穏さはまさに真梨ワールド。中盤までのリーダビリティは圧巻だが、終盤のまるでロデオのように読者を振り落とさんとする暴れっぷりもまた真梨ワールド。

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