金融マーケット 勝つ法則 行動ファイナンスと相場格言で学ぶ投資の基本 朝日新書

行動経済学によると、「損をする悲しみは、儲かる喜びの2.5倍大きい」。相場格言「一つのカゴに卵を盛るな」は分散投資の大切さを説く──人間の行動の特徴と相場格言を知れば百戦危うからず。行動経済学の第一人者が描く、新しい投資の教科書！
【目次】
第1章 個人投資家が守るべき5ヵ条
●1-1.「勝つ」より「負けない」手法を選択すべし
――行動ファイナンスの重要性
●1-2.個人投資家が有利な点を活かす
――自分のペースで心にゆとりを持たせる
●1-3.投資は自分の「心」との戦い
――早計に動かず我慢することが大切
●1-4.「今」より「将来」が大切
――長期予測の重要性
●1-5.「休み」を作る
――投資には無理は禁物

第2章 バブルは恐い
●2-1.バブルは必ず発生する
●2-2.バブルははじけて初めてバブルとわかる
●2-3.一割、二割は世の変動、三割以上は人の変動
●2-4.天井三日、底百日
●2-5.売り買いは腹八分、頭としっぽはくれてやれ

第3章 リスクをどう「管理」するか
●3-1.備えあれば憂いなし
●3-2.遠くのものは避けよ
●3-3.しまった手仕舞え
●3-4.一つのカゴに卵を盛るな
●3-5.見切り千両、損切り万両

第4章 賢人に学ぶ投資の発想
●4-1.ウォーレン・バフェット――バリュー株投資
●4-2.ケインズ――美人投票
●4-3.ジョージ・ソロス――市場には間違いがある
●4-4.ピーター・リンチの発想――身近に潜む投資機会
●4-5.デイビッド・スウェンセン――インデックスファンドの活用

第5章 経済の見方、考え方
●5-1.夜明け前が1番暗い
●5-2.偽りの夜明け
●5-3.中央銀行には逆らうな
●5-4.国は破綻しない

第6章 日本の将来と投資へのヒント

【著者紹介】
真壁昭夫 : １９５３年、神奈川県生まれ。７６年、一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行（現みずほ銀行）に入行。８３年、ロンドン大学経営学部大学院（修士）卒業。メリルリンチ社ニューヨーク本社出向、みずほ総合研究所主席研究員などを経て、信州大学経済学部教授。２００７年から行動経済学会常任理事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）