Books

わたしの結び目

真下みこと

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344040663
ISBN 10 : 434404066X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan

Content Description

転校生の里香は、クラスで浮いていた彩名と仲良くなるが、徐々に彼女の束縛がエスカレートする。彩名の親友が事故死したことを知った里香が死の詳細を探るうち、「あの子を殺したのはわたしなんだ」と彩名に告白される。それを境に、里香の持ち物がなくなったり、机に花瓶が置かれたり、不穏な出来事が続く。「あの子の時と同じだ」と噂するクラスメイト達。なぜ彩名は里香を追い詰めるのだろうか―。

【著者紹介】
真下みこと : 1997年生まれ。早稲田大学大学院修了。2019年『#柚莉愛とかくれんぼ』で第61回メフィスト賞を受賞。2020年同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • モルク

    中学2年の転校生里香。面倒見がよくて責任感が強い里香は前の中学で一人でいる子をほおっておけなかった。そのせいでいじめにあったりしていたが、転校先でもやはり一人でいた彩名と友達になる。依存体質の彼女にNOと言えない、「親友」という彼女の言葉に振り回され…そしてあるあるの教室ヒエラルキー。あぁ、ヒリヒリする。もう遠い中学時代が甦る。嫌われたくない感情と縛られたくないという気持ちが交錯し息苦しさにアップアップしていたあの頃。ラストはうまくまとまっていたけどこれでいいのかな。

  • itica

    中2で転校してきた里香。クラスカースト、グループ分けを把握するのは大事だ。何とか親しい友達もできた。しかし私は、ある女子が気持ち悪くて仕方なかった。親や教師にも怒りを覚えたし、イラつきもした。精神的にかなり疲れる。現役の学生さんたちはこれを読んでどう思うのだろう。共感する登場人物はいるのだろうか。

  • クラスのみんなから無視されるのがどういうことなのか、きっとあなたにはわからない。プロローグの一行目から私はグイッと物語に引き込まれてしまった。何だかんだと真下みこと氏の小説はこの本で三冊目になる。簡単に言えば今回は中学生女子の友情に焦点をあてた作品だ。とは言うものの、中身はそんなに単純なものではないのが、真下みこと氏。人を信じ続けるというのは思う程簡単なことではない。それでも里香は彩名を信じ続けた。読んでいる最中はずっと彩名ヤベーと思っていたけれど、ラストは心地よい気持ちになれました。

  • えみ

    何気ない日常の「結ぶ」という行為。当たり前に毎日結ぶ制服のリボン。そこに何よりも深い意味を持っている一人の少女がいた。家庭という閉ざされた迷宮と、学校という狭い王国の中で生きる彼女たちの罪とはなんだ。学生時代の独特の友人関係、笑っていても孤独を感じ、平然と悪気もなく歪む。一人は嫌だが一人に安らぐ矛盾だらけの日常に上手く溶け込めなかった彼女の罪。友情とは何なのだろう。対等であり続けるはずの友人関係は結ぶことで強く繋がり、ある日解ける。再び結んでもそれは決して同じ結び目ではない。何故?本人が一番困惑している。

  • ででんでん

    真下さんらしい怖さだった。親子関係は、友達関係や、いろんな人間関係にこんなにも影響するものなのかと愕然とする。初めて結ぶ、人との関係となるのだから当然かもしれないけれど。人は一生、自分を受け入れてもらっているという確信を得たくて生きているのかもしれないな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items